調剤薬局事務が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

調剤薬局事務

資格とは名ばかりの民間検定試験、学歴・年齢・容姿の方が優先します。

種類 難易度 合格率 学習期間

民間資格

易しい

99%

1か月程度

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

自己満足

2〜5万円

誰でも受験可

※多くの場合、指定の講座受講が条件になっています。

合格したところで全く意味をなさない民間検定試験です。仕事はバイト程度の時間給。履歴書に書くと薬剤師にバカにされるだけです。パソコンの使い方を覚えた方がマシです。

最終更新日:2020/09/16

調剤薬局事務とは

調剤薬局

調剤薬局において、患者さんの受付や会計、処方箋のチェック、レセプト作成、お薬手帳の発行などの業務を行うのが「調剤薬局事務」の主な仕事です。

 

調剤薬局とは、病院や診療所などにおける医師の診察に基づいて書かれた処方箋にて指示された薬を調剤して患者さんに薬として手渡す渡す薬局のことです。

 

大手といわれるウェルシア、スギ薬局、クスリのアオキ、マツモトキヨシなどで処方箋を受け付けている薬局は全て調剤薬局です。いまや調剤薬局の数は約6万店以上で、コンビニよりも多いと言われています。

 

患者さんは、病院で受け取った処方箋と引き換えに、調剤薬局で薬の説明を聞きながら薬剤師から薬を受け取ります。

 

かつて昭和の終わりくらいまでは、診察を受けた病院や診療所で帰り際に薬を受け取っていましたが、「医薬分業」が進み、街の調剤薬局(保険薬局)で薬を受け取るのが一般的になっています。

 

その他、調剤薬局事務として薬剤師の手伝いや補助、薬局内の雑務全般なども行いますが、やはりメインとなるのは患者さんに手渡す薬代を集計して、医療事務のように国や患者さんに請求する業務です。

 

患者さんが負担する薬代は病院での診療と同じで医療保険が適用されるので全額負担とはならず一部負担となります。残りの料金は保険者である国民健康保険や保険組合に請求します。これをレセプト業務といいます。

 

レセプト(調剤報酬明細書)を作成するためにレセコン(レセプトコンピューター)へ処方箋の内容を入力します。同じ薬でもさまざまな規格があり類似する薬品名も多いので、正確に入力する必要があります。

そもそも調剤薬局事務などという資格は存在しない。

ユーキャンやニチイなどの通信教育の会社が受講生募集を目的にPRしているため、調剤薬局事務の名称は広く一般的になっています。確かユーキャンは随分前にテレビCMも放映していました。

 

そのため、薬局で働くために持っていると就職や転職が有利になる役立つ資格と認識している女性が多いようです。

 

しかし、残念ながら調剤薬局事務の資格を持っていたところで、就職や転職は有利になりません。これは医療事務と同じです。

 

関連資格:医療事務とは

 

理由は単純明白です。それは、誰でもお金さえ払えば短期間で取得できる民間の検定試験に過ぎないからです。つまり民間資格は資格と認められていません。

 

薬局内で資格として認められているのは薬剤師や登録販売者などの国家資格のみです。

 

関連資格:薬剤師とは登録販売者とは

 

採用する際は資格の有無はほとんど考慮しません。実際に調剤薬局で事務として働いている人の多くは特に何も資格は持っていません。

 

採用後の給料・時給も資格の有無で変わりはないです。民間資格なので資格手当も支給されません。履歴書に書いても、話のネタになれば良い方で、有利になるなどのメリットはありません。

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

調剤薬局事務のレーダーチャート

繰り返しになりますが、調剤薬局事務などといっても民間資格なので、資格を持ってもいなくてもできる仕事は同じです。

 

この資格を持っているからと言って特に就職や転職が有利になることはありません。

 

資格とは名ばかりで、役に立たたないし取得するメリットの少ない民間の検定試験です。

 

もちろん勉強した内容は決して無駄にはなりません。仕事で活かせる機会もあるでしょう。しかしそこまでです。資格としての価値はゼロです。

 

通信講座のホームページを見ると、以下のような魅力的な文言をズラリと並べて受講生を募集しています。

  • 調剤薬局の数はコンビニ以上、全国どこでも働ける
  • 家の近くの薬局で、短時間やパートなどの働き方を選べる
  • 高齢社会の影響を受けて病院や調剤薬局は需要があって将来性がある
  • 未経験でも清潔な職場で事務員として働ける

こういった安易なキャッチコピーを信じて頼ってしまうのは、学歴がなかったり自分自身の経歴に自信がない女性がほとんどです。

 

ネット上でよく見かけるのが、「高校中退(中卒)ですけど調剤薬局事務や医療事務の資格を持っていれば採用に関して資格が優先しますか?」という書き込みです。

 

お金と時間の無駄遣いをしてほしくないのではっきり申し上げますと、学歴や面接時の印象つまり人柄の方が優先します。さらには実務経験の有無、勤務条件などです。

 

優秀な国公立大学や有名私大、田舎であれば地元で有名な進学校を卒業している人が採用は優先されます。世間では、機会均等の趣旨に反するため、あまり学歴による違いなどは大っぴらに言いませんがこれが現実です。

 

年齢や容姿なども重要です。若ければいいってものでもないです。薬局側の本音としては、一度採用したらずっと長く勤めてもらいたい(安い賃金で)ので、25歳前後の女性よりも子供が独立して手がかからなくなった年配の方が採用されやすいケースも少なからずあります。

 

また、採用に関しては、例えばパートであれば勤務できる曜日と時間なども重視されます。

 

病院が終わったあとも薬局は営業しています。土曜もやってる所が増えています。残業も少なく勤務時間帯を選んで自由に仕事ができて家事や育児と両立しやすい・・・なんて信じていたらおそらくずっと採用されないでしょう。

 


調剤薬局事務の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

処方せんと保険証とお薬手帳

 

調剤薬局事務というのは、「医療事務」で儲けた通信講座の会社が、それに代わる収益を上げる道具として無理やり作りあげたような民間資格です。

 

合格して晴れて薬局に就職できたとしても資格手当を支給している薬局はありません。それほど価値のない資格です。

 

運良くパートで採用されても、事務処理の能力に応じて時給があがる程度です。資格の有無で時給があがることはないでしょう。

 

ほとんどの薬局はパソコンで業務を行うので、パソコンを使えればもちろん就職・転職は有利となります。資格の有無は現場ではどうでもいいことです。

 

そして意外と重要なのが自動車運転免許です。ネット上で薬局の求人を見ると、採用条件に「普通自動車運転免許必須」となっているところが圧倒的に多いです。

 

薬局で働きたいのであれば、調剤薬局事務の資格よりもよほど自動車運転免許の方が役立ちます。

調剤薬局の求人が多い理由

 

実は、調剤薬局や医療事務の求人は全国的に多く簡単に見つけられます。なぜか?

 

理由は簡単です。入ってもすぐに辞めるからです。出入りは頻繁です。そのため同じ薬局がいつも求人を掲載しています。

 

調剤薬局事務の認知度は高いため、あまり深く考えずに簡単な事務作業だと考えて気軽に応募する人が多いようです。

 

数か月勉強して取得した程度の知識では現場では全く間にあいません。未経験者にとって覚える事はあまりにも膨大すぎます。

 

未経験者だから慣れるのに時間がかかるのは教える方も重々理解していますが、慣れる前に諦めてすぐに辞めてしまいます。現場での要求についていけず、ホントよく辞めます。

 

しかも、採用はパートである場合が圧倒的に多く時給はあまり良くありません。薬剤師の半分以下です。コンビニやスーパーのレジや一般の事務の方がよほど高い時間給です。

 

人間関係の問題も少なからずあります。もっともこれは一緒に働く人に左右されますが・・・。

 

薬局ではまず薬剤師が最も地位は上です。時給であれば調剤薬局事務の倍以上です。当然プライドも高く雑用を押し付けて文句ばかりいう薬剤師も中にはいます。

 

中には、良い人の多い職場環境に恵まれて努力しながら長く続けている人もいますが、多くは基礎学力の高い女性です。

 

将来性もあって全国どこでも長く続けられるお仕事・・・とはいかないようです。

専門学校なんて間違っても行かないで!

 

世の中には、調剤薬局事務や医療事務について習うための専門学校が存在しますが、間違っても入学しないでください。

 

専門学校に行かなければなれない職種ではないですし、調剤薬局事務や医療事務などは誰でも短期間で取得できる民間資格です。

 

確かに学校で時間をかけて本格的な勉強もするでしょう。一般の求人誌では見つからないような専門学校独自の求人もあります。それは否定しません。

 

しかし、専門学校を卒業しても学歴とはみなされません。独自の求人といっても多くは中途採用も募集している薬局がほとんどです。専門学校以外にも求人を出していたりします。

 

それよりも、レベルが低くても大学あるいは短大卒の方が採用は有利です。前述の通り学歴の方が重視されるとうことです。

 

専門学校を卒業しても採用は高卒枠だったりすると、大学・短大卒よりも知識はあっても基本給などの給料が低い可能性もあります。

 

仮に専門学校へ進学するのであれば、国家資格を取得できる学校へ進んでください。通信で取れる資格よりも学校へ進まなければ取得できないような価値のある資格を取得してください。

 

関連情報:医療(事務系)の資格一覧

 

民間資格に価値がないと分かるのは就職してからです。就職してから薬剤師や看護師との格差を痛感するでしょう。しかし、それでは少し遅いです。親にお金を出してもらって進学するのであればやり直しはききません。

 

歯科助手などの専門学校も同じです。目的が民間資格取得の学校は通う価値はないです。

未経験で医療系資格を目指すのであれば・・・

 

薬局で働くことを強く希望しているのであれば、登録販売者の資格を取得する方がよほど価値があります。

 

平成27年より登録販売者の受験資格の制限がなくなったので誰でも受験できます。れっきとした国家資格なので就職や転職にも役立ちます。さらに、資格手当てを支給する薬局も多くあります。

 

調剤薬局事務は民間の資格なので絶対に必要ではなく、簡単なPC操作ができれば誰でもかまいません。

 

一方、薬剤師か登録販売者にしか扱えない特定の医薬品があるため、登録販売者には独占的な業務が法律で認められています。

 

医療系以外で資格が就職や転職に結びつきそうなのは介護の分野です。

 

関連情報:介護・福祉・心理の資格

 

介護職員初任者研修であれば学歴や経験に関係なく誰でも受講できます。修了すればほぼ確実に就職につながります。

 

さらに経験を積めばステップアップして介護福祉士やケアマネジャーなども目指せます。

 

関連資格:介護職員初任者研修とは介護福祉士とはケアマネージャーとは

 

いずれも国家資格なので資格としての価値は十分あります。資格手当を支給する施設も多いです。民間資格とは価値と重みが違います。

 

調剤薬局事務に合格するには

調剤薬局事務は医療事務と同じく民間資格です。主催している会社が多く、内容に統一された規格はないため各社基準はバラバラです。学習する内容から難易度、試験日程までそれぞれ異なります。

 

代表的な例としては下記があげられます。

  • 調剤事務管理士
  • 調剤報酬請求事務技能認定
  • 調剤事務実務士
  • 調剤薬局事務士
  • 医療保険調剤報酬事務士

通信講座受講や通学が取得条件になっているものが多く、独学では受験できません。資格商法的な講座も目立ちます。概して言えば、とにかくお金さえ払えば誰でも合格できます。

 

難易度は全体的に低く、中には自宅で受験などといった常軌を逸した試験もあります。カンニングやりたい放題なので不合格になる方が不思議です。

 

もしも、どうしても受講したいのであれば、自分の取得したい団体の資格を決めてから試験の対策を立てる必要があります。

 

しかし、資格予備校へ通う必要も通信講座を受ける必要もありません。書店で売っている市販のテキストで十分です。あるいはネット上にも優良なサイトがありますからそちらで学習すれば十分です。

合格への第一歩、まずは無料の資料請求から

調剤薬局事務 おすすめ参考書

保険調剤Q&A 令和2年版 (調剤報酬点数のポイント)

現在調剤薬局で事務の仕事に就いている人や、これから調剤薬局で働いてみたいと考えている人にもおすすめの一冊です。

 

大手のドラッグストアでは会社から全ての支店へ配布されていますが、店員も自ら学習のために購入するようです。

 

実務と結びつけて紹介されているので、実用的な内容です。レセプトに関わる人だけではなく、薬局に勤務するすべての人におすすめです。

種類 評価
参考書
医療事務の現場で役に立つ 公費説明のポイント (医療事務員のためのスキルアップノート)

現在医療事務・調剤薬局事務の仕事に就いている人も、興味があってこれからこの仕事をしてみたいと考えている人にもおすすめの一冊です。

 

特定の実務的なテーマだけに絞って、よく取り扱う公費について分かりやすく説明してます。カラー印刷で難しい用語も少なく、重要な内容を主に書いているので、初心者でもわかりやすい内容になっています。まずとっつきにくい細かい報酬点数を載せてないのがわかりやすさのポイントです。現場でもかなり評判の良い一冊です。

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