ビジネス著作権検定の難易度・合格率は?AI時代のメリット解説

著作権で保護された著作物のイメージ

本格的に勉強したいのであれば知的財産管理技能検定の方がおすすめ

種類難易度合格率
民間資格易しい61.3%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可~1万円1週間程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
知識習得0件
  • 上記は主に初級についてです。合格率は主催者発表の平均合格率です。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2026年7月18日に集計しました。
試験の級BASIC、初級、上級
講座受講料
受験料BASIC:(団体受験による料金)
初級:5,800円
上級:8,700円
その他費用
  • 2026年7月現在の受験料です。

ビジネス著作権検定とは、著作権に関する基礎的な理解や具体的な事例判断での判断力を身に付けるための検定試験です。

初級は難易度が低く1週間程度(15時間)の勉強で合格できます。

国家資格や業務独占資格ではないため、これだけで採用が決定するような強い効力はありません。

しかし、WEB制作、広告、出版、IT、エンタメなど、著作物を日常的に扱う業界・職種においては、コンプライアンス意識や基礎知識の証明として履歴書で一定のアピールになります。

当サイト内における評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

ビジネス著作権検定とは

積み上がったCD

著作権に関する検定試験

ビジネス著作権検定とは、著作権に関する知識について効率よく学習するために平成16年(2004年)からはじまった民間の検定試験です。一般的には「ビジ著(びじちょ)」とも称されています。

試験には、難易度の低い順にBASIC、初級、上級の3種類があります。

ビジネス著作権検定の学習を通して、知的財産権の1つである著作権について基礎的な理解から具体的な事例での応用力や判断力を身に付けるのが目的です。

著作権について正しい知識を身につけることで著作権に関するトラブルを未然に防ぎ、万が一の場合の対処法なども学習します。

主催者サイト:ビジネス著作権検定|資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します

著作権と著作権侵害について

インターネットの活用が一般的になった現代では、デザイン・動画・音楽などの多くの作品がデジタル化されてネット上で公開されています。

それらの作品はパソコンやスマホから誰でも閲覧できます。

それと同時に、デジタル化された作品は誰でも簡単に一瞬にして複製・コピーが可能です。

もちろん他人の作品を勝手に利用するのは犯罪です。

コピーや複製に高性能な機器は必要ないです。マウスの右クリックで簡単にコピーできてしまいます。

知らないうちに他人の文章や写真を利用している可能性もあります。

社会のデジタル化に伴い、ネット上に公開されているデザインや文章などのデータ複製や改ざんなどのトラブルが急増しています。

ここで言うデザイン・動画・音楽などは他人が作成した著作物です。ゲームソフト、音楽、デザイン、絵画、小説、映画などは全て著作物です。ブログやInstagram、facebookに投稿した文章ももちろん立派な著作物です。

「他人が作成したホームページの写真を無断で使用した」「動画や音楽をCDにコピーして勝手に販売した」など、他人の著作物を無断で利用して相手に損害を与える「著作権侵害」に関するニュースは後を絶ちません。

役に立つ資格なのか?

業界によっては実務で大いに活きる

弁理士のような業務独占資格(その資格がないとできない業務)ではないため、「合格したらすぐに就職できる」というタイプの実効性はありません。

特に短期間で取得できるBASICや初級は、それ単体での大きなキャリアチェンジは難しいのが現実です。

主催者公式サイトによると、学習時間の目安は初級で15時間です。

参考:試験内容・学習について | ビジネス著作権検定 | 資格検定のサーティファイ

しかし、現代はSNSやWEBマーケティングの普及、さらには生成AIのビジネス利用など、企業の誰もが日常的に著作権トラブルのリスクと隣り合わせです。

そのため、広告・出版・WEB制作・IT・エンタメ業界や、企業の広報・マーケティング部門などでは、著作権の基礎知識やコンプライアンス意識を持っている証明として、履歴書で一定のプラス評価を得られるケースがあります。

単に「足切りを突破するための資格」としてではなく、「実務での炎上や法的トラブルを未然に防ぐための実利的な知識」として割り切って取得するのであれば良い検定と言えます。

将来性について徹底研究

この民間資格の活かし方

すでに企業で法務部に在籍している人や著作物の管理業務に従事する人であれば、試験の勉強を通して効率良く著作権について学習できます。

ビジネス著作権検定の学習で得た知識は、国家資格でもある弁理士、知的財産管理技能検定の試験対策にも活かせます。

また、ビジネス著作権検定上級に合格すれば、国家資格(技能検定試験)でもある知的財産管理技能検定2級の受験資格を得られます。このように公共性が高い一面も有しています。

※通常、知的財産管理技能検定2級は「3級合格者」または「実務経験2年以上」が条件ですが、ビジネス著作権検定上級合格者は、実務経験無しでも受験できます。

行政書士中小企業診断士として活躍されている人は、最近の業務において著作権の知識が必要とされるケースが増えています。著作権を正しく理解すれば業務の幅が拡がります。

国家資格でもある知的財産管理技能検定がおすすめ

知的財産について初歩的な知識を身に付けたいのであれば、ビジネス著作権検定または知的財産管理技能検定のいずれかになります。

ビジネス著作権検定は著作権が主な学習範囲です。

一方、知的財産管理技能検定は、特許権や商標権などの産業財産権から、著作権まで知的財産全般を幅広く網羅して学習します。

知的財産権に関わる企業の現場へ行くと、特許権のように行政庁への出願・登録実務はありませんが、現代はSNSやWEBマーケティングの普及、生成AIの台頭により、誰もが日常的に著作権侵害のリスクと隣り合わせです。

そのため、現場レベルでの著作権の正しい知識(コンプライアンス)のニーズはむしろ高まっています。

ただし、ビジネス著作権検定は著作権のみに特化した民間資格です。

実際のビジネス現場では、著作権だけでなく特許や商標も含めた総合的な知識が求められるケースが多いため、まずは国家資格であり、上位資格へのステップアップにもなる知的財産管理技能検定を目指すのがおすすめです。3級ではなくできたら2級を取得しましょう。

合格するには

ビジネス著作権検定の試験には、難易度の低い順にBASIC、初級、上級の3種類があります。公式ホームページによると、各級の学習時間の目安は下記の通りです。

  • BASIC:10時間
  • 初級:15時間
  • 上級:45時間

目安として45時間程度であれば、上級でも1か月も勉強すれば合格できそうです。

各級別の合格率は概ね以下の通りです。

  • BASIC:70~80%
  • 初級:50~55%
  • 上級:50~55%

BASICは、○×式、多肢選択式問題です。ほぼ常識の範囲で答えられます。

初級であれば、過去問ベースの出題が多く、過去問題集中心の学習でほぼ合格できます。

また、常識の範囲で答えられるような設問も少なからず出題されるので、基本的な知識のある人なら特に受験対策をしなくても合格できます。

上級はいやらしい選択肢が多いので、著作権法の細かいところまで勉強した方がいいでしょう。

上級は初級を飛ばしても合格できます。

公式テキストは市販されています。内容も悪くなく、こちらで学習するのが一番効率的な勉強方法です。

テキスト・問題集・参考書

おすすめテキスト・基本書

初級・上級ともにこのテキストのみで合格は可能です。テキストを一通り読んだ後は、過去問を繰り返し解きます。このテキストに1年分、更にサイトから2年分の合計3年分の過去問題がダウンロードできます。

初学者にとって、最初は独特な言い回しの法律用語に抵抗があるかもしれませんが、それは慣れるしかありません。

このテキストは出題範囲が全て記載されています。

公式テキストは法改正や近年のインターネット環境の変化に合わせて定期的に改訂されています。

購入の際は必ず最新の改訂版であることを確認しましょう。

※Kindle版は文字が小さいので書籍がおすすめです。

種類評価
テキスト

おすすめ問題集

以前は公式サイト限定でしたが、現在はAmazon等のネット書店でも公式問題集の入手が可能です。

学習効率を上げるためにテキストとセットで購入するのが定石です。

答練練習を繰り返すことで、合格に近づきます。

種類評価
参考書

おすすめ参考書

著作権についてほとんど知識のない人が読んでも、全く飽きずに最後まで読み切ってしまえるほど内容の濃い本です。

初心者に分かりやすいような平易な文章で書かれています。また、括弧書きでの補足の説明が多く、読んでいて飽きません。

まずは、著作権について基本的な知識を得たい人におすすめです。

ビジネス著作権検定の受験用のみならず、日常業務、大学での講義の予習など著作権全般の理解にも使えます。

種類評価
参考書

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

【初級】年3回:2月、6月、11月
【上級】年2回:6月、11月

お申し込み

試験日の3週間前まで

受験資格

学歴、年齢等に制限はなく、どなたでも受験できます。

試験会場

自宅のPCで受験可能ですが、カメラ付きPCや安定したネット環境などの要件があります。
※BASICは団体受験のみ

受験料

【初級】5,800円
【上級】8,700円
(税込)

試験内容

※下記は初級についての内容です。

【出題内容】
ビジネス実務、日常生活において必要とされる以下の内容が出題される。

  1. 著作権に関する基礎的な知識
  2. 著作権法および関連する法令に関する基礎的知識
  3. インターネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識

出題形式・試験時間:60分、30問、多肢選択式(IBT)
認定基準:著作物とは何か、著作権とはどのような権利かを知っている。利用者として、他人の著作権を侵害せず正しく著作物を利用できる。

合格基準

初級:65%以上の正解
上級:70%以上の正解

主催者情報

試験に関する詳しい情報は試験内容 – 著検の特徴・試験内容|ビジネス著作権検定をご覧ください。

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