ビジネス著作権検定が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

ビジネス著作権検定

著作権に特化した民間資格、知的財産管理技能検定の方がおすすめです。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

易しい

1か月以下

民間資格

民間検定

50%

※初級についての数字です。

最終更新日:2019/11/20

ビジネス著作権検定とは

パソコンを触る女性

社会のデジタル化に伴い、ネット上に公開されているデザインや文章などのデータ複製や改ざんなどのトラブルが急増しています。

 

マウスの右クリックで簡単にコピーできてしまいますからね・・・便利なようですが、もちろん他人の作品を勝手に利用するのは犯罪です。

 

ビジネス著作権検定とは、著作権に関する知識について効率よく学習するために、平成16年(2004年)からはじまった民間の検定試験です。「著権」とも称されています。試験には、簡単な順にBASIC、初級、上級の3種類があります。

 

ビジネス著作権検定の学習を通して、知的財産権の1つである著作権について、基礎的な理解から具体的な事例での応用力や判断力を身に付けるのが目的です。

 

著作権について正しい知識を身につけることで、著作権に関するトラブルを未然に防ぎ、万が一の場合の対処法なども学習します。

 

参考:ビジネス著作権検定 | 資格検定のサーティファイ

著作権と著作権侵害について

インターネットの活用が一般的になった現代では、デザイン・動画・音楽などの多くの作品がデジタル化されてネット上で公開されるようになりました。

 

それらの作品はパソコンやスマホから誰でも閲覧できます。それと同時に、デジタル化された作品は誰でも簡単に一瞬にして複製・コピーが可能です。

 

「他人が作成したホームページの写真を無断で使用した」「動画や音楽をCDにコピーして勝手に販売した」など、他人の著作物を無断で利用して相手に損害を与える「著作権侵害」に関するニュースは後を絶ちません。

 

安易な気持ちで他人の作品を無断使用をすると、取り返しのつかない事態まで発展する可能性があります。使用の停止を求められる程度でならマシな方で、中には逮捕されたり高額な損害賠償を請求される社会人や中学生・高校生もいます。

 

ここで言う、デザイン・動画・音楽などは他人が作成した著作物です。ゲームソフト、音楽、デザイン、絵画、小説、映画などは全て著作物です。ブログやInstagram、facebookに投稿した文章ももちろん立派な著作物です。

 

著作物は他人が勝手に使用することができません。その「作品」をどう利用するかは作者が決めます。どこに掲載して、いくらで販売して、誰に利用させるか、利用を禁止するか…全て作者に権利(決定権)があります。その全面的な権利を「著作権」といいます。

 

私的利用などの一部の場合を除き、著作物の利用には著作権者の許可が必要とされ、勝手に利用(著作権侵害)しようとする人に対して利用の差し止めや損害賠償請求を求めることができます。

 

ネットワークを利用してデジタル化されたデータを日常的にやり取りする現代社会においては、コピーや複製に高性能な機器は必要ありません。安易におこなえるので、知らないうちに他人の文章や写真を利用している可能性もあります。

 

誰でも独自のコンテンツを世界に向けて発信できるようになった現代社会において、著作権をはじめとした知的財産権は、もはや特別な専門知識ではありません。自分の身を守るために必要不可欠な一般常識と言えます。

 

参考:著作権に関する教材,資料等 | 文化庁

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

ビジネス著作権検定のレーダーチャート

ビジネス著作権検定の資格を就職や転職に活かしたいという狙いであれば何履歴書に書かいないよりはいいという程度です。

 

学習する対象が「著作権」ということで、いかにも現代社会に必要な雰囲気がありますが、資格とは言えそこは民間の検定試験です。大して役には立ちません。

 

せめて難易度が高い上級を取得して面接の際にPRしたいところですが、期待するほどではありません。

 

弁理士のような業務独占資格のある国家資格とは違い、「合格したら職に就ける」ものではありません。短期間で取得できるこういった民間資格に期待してはいけません。

 

参考:弁理士とは | 本当に役立つ資格、全く役立たない資格


ビジネス著作権検定の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

すでに企業で法務部に在籍している人や、著作物の管理業務に従事する人であれば、スキルアップのために効率良く著作権について学習できます。著作権について正確に理解し、知識を仕事で活用すれば社内的にも対外的にアピールできます。

 

ビジネス著作権検定の学習を通して、国家資格である弁理士知的財産管理技能検定の試験対策として学んだ知識を活用できます。

 

また、ビジネス著作権検定上級に合格すれば、国家資格でもある知的財産管理技能検定2級の受験資格を得られるので、受験する際は下位である3級を飛ばして2級から受験できます。

 

行政書士中小企業診断士として活躍されているに人は、最近の業務において著作権の知識が必要とされるケースが増えています。著作権を正しく理解すれば業務の幅が拡がります。

ビジネス著作権検定と知的財産管理技能検定の違い。

 

知的財産管理技能検定とは、知的財産管理全般(著作権や発明、意匠、商標など)についての知識を証明するための国家資格です。資格とはいえ独占的におこなえる業務はないので国家検定ともいえます。

 

一方、ビジネス著作権検定は、知的財産権のうち著作権に特化した専門知識を証明するための民間検定です。民間の資格に過ぎません。

 

基本的に知的財産技能検定は特許権に関する内容を学習します。ビジネス著作権検定は、著作権分野に特化して学習します。その点が大きな違いです。

 

受験資格から言っても知的財産管理技能検定はビジネス著作権検定上級の上位資格という位置付けです。学習するにしても特許権の方が著作権に比べると難しいようです。

 

参考:知的財産管理技能検定とは

国家資格でもある知的財産管理技能検定がおすすめ。

 

知的財産管理について、まずは初歩的な知識を身に付けたいのであれば、知的財産管理技能検定3級またはビジネス著作権検定初級のいずれかになります。

 

ビジネス著作権検定は著作権が主な学習範囲ですが、知的財産管理技能3級は、著作権以外に特許や商標など全般が試験範囲で、学習する範囲が広めです。試験の難易度で比較してもビジネス著作権検定の初級の方が簡単です。

 

知的財産権に関わる企業の現場へ行くと、特許権に関しては専門的な知識が必要になりますが、著作権に関して専門的な知識はあまりニーズが有りません。

 

そもそも著作権には特許権等とは異なり出願という制度がありません。社内での著作権に関する対策は、社内教育を徹底することである程度は対応できます。

 

しかも前述の通り、ビジネス著作権検定は民間資格です。知的財産管理技能検定2級の受験資格になっていることから分かるように下位資格です。

 

国家資格である知的財産管理技能検をおすすめします。3級ではなくできたら2級を取得しましょう。

専門家を目指すのであればやはり弁理士にはかないません。

 

ビジネス著作権検定は民間資格なので独占的な業務はありません。つまり資格を持っていなくても著作権に関する業務は誰にでもできます。

 

参考:資格の分類について

 

試験を実質的に運営するのは株式会社サーティファイという民間の営利団体です。やはり就職や転職、独立に直接的には役立ちません。

 

この資格の取得を頭から否定するわけではありませんが、知的財産権について学習するのであれば最終的には弁理士の資格を目指しましょう。

 

弁理士の資格があれば企業内弁理士としても大いに活躍できます。独立も可能です。

【関連する資格一覧】
知的財産管理技能士 弁理士 行政書士 法学検定

 

ビジネス著作権検定に合格するには

ビジネス著作権検定の試験には、簡単な順にBASIC、初級、上級の3種類があります。公式ホームページによると、各級の学習時間の目安は下記の通りです。

  • BASIC:10時間
  • 初級:15時間
  • 上級:45時間

目安として15時間程度であれば、初級は1か月も勉強すれば合格できる難易度です。

 

初級であれば、過去問ベースの出題が多く、過去問題集中心の学習でほぼ合格できます。また、常識の範囲で答えられるような設問も少なからず出題されるので、基本的な知識のある人なら特に受験対策をしなくても合格できます。

 

ビジネス著作権検定の上級は結構難しいようです。いやらしい選択肢が多いので、著作権法の細かいところまで勉強した方がいいです。上級合格の目安時間が45時間となっていますが、これは初級取得後に要する概ねの学習時間の目安ということです。

 

上級は、独学で初級を飛ばしても合格できますが、やはり初級以上の知識が当然必要になるので、初級試験合格後、あるいは知的財産管理技能検定3級などを勉強してから受検した方が合格しやすいでしょう。

 

公式テキストは市販されています。内容も悪くなく、こちらで学習するのが一番効率的なようです。問題集は市販されていません。

ビジネス著作権検定 試験情報

試験日

お申込み

【初級】年3回:2月、6月、11月
【上級】年2回:6月、11月

試験日の3週間前まで

受験資格

受験資格の制限は一切ありません。どなたでも受験できます。

試験内容

※下記は初級についての内容です。

 

【出題内容】
ビジネス実務、日常生活において必要とされる以下の内容が出題される。

  1. 著作権に関する基礎的な知識
  2. 著作権法および関連する法令に関する基礎的知識
  3. インターネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識

出題形式・試験時間:60分、30問、多肢選択式(マークシート)
認定基準:著作物とは何か、著作権とはどのような権利かを知っている。利用者として、他人の著作権を侵害せず正しく著作物を利用できる。
合格基準:得点率が65%以上であること。

試験に関する詳しい情報は試験内容 - 著検の特徴・試験内容|ビジネス著作権検定をご覧ください。

合格への第一歩、まずは無料の資料請求から

いろんな講座を比較検討することもできます。

女性のイラスト

スタディング ビジネス著作権検定講座
※無料で講座をお試しできます。

習い事・通信講座・通学講座を探してまとめて資料請求できます。

 
 ※使える講座の情報が多く掲載されています。

ビジネス著作権検定 おすすめの講座

スタディングビジネス著作権検定講座は、スマートフォンやPC、タブレットを使い、スキマ時間を使って効率的に学習できる画期的なオンライン講座です。しかも低価格です。

 

わかりやすいビデオ講座に加え、合格に不可欠な問題集も充実しています。過去問の解説も丁寧でわかりやすいです。初めて学ぶ人でも忙しい方でも無理なく続けられます。

 

こちらから受講申し込みができます。

スタディング ビジネス著作権検定講座

ビジネス著作権検定 おすすめテキスト・基本書

ビジネス著作権検定 公式テキスト[初級・上級]第2版

公式の問題集はAmazonから購入できませんが、テキストについては購入できるようです。

 

初級・上級ともにこのテキストのみで合格は可能です。テキストを一通り読んだ後は、過去問を繰り返し解きます。このテキストに1年分、更にサイトから2年分の合計3年分の過去問題がダウンロードできます。

 

初学者にとって、最初は独特な言い回しの法律用語に抵抗があるかもしれませんが、それは慣れるしかありません。

 

このテキストは出題範囲が全て記載されているということですが、若干古い感じはします。最近の出題傾向としては、インターネットに関わる問題が増えているので、そろそろ内容を更新してもよさそうです。

 

※Kindle版は文字が小さいのでこちらがおすすめです。

種類 評価
テキスト

ビジネス著作権検定 おすすめ問題集

ビジネス著作権検定の公式問題集は現在のところ一般には販売されていないため、Amazon、書店で購入できません。試験を主催する株式会社ウイネットの公式サイトのみで販売しています。

 

検定対応教材のご案内 - 著作権の学び方|ビジネス著作権検定

 

著作権法 一問一答集〈平成21年改正対応版〉

こちらはビジネス著作権検定受験用の問題集ではありませんが、評判が良く利用者も多い問題集です。

 

特に上級試験用です。受験対策としては範囲が多少広めですが、要点がコンパクトに収納されていて学習に役立ちます。コンパクトなサイズなので持ち運びしやすく、一問一答式形式なので、空き時間で勉強でき、すぐに論点チェックができます。レベルの高い問題も多く、ビジネス著作権検定だけではなく弁理士試験の過去問も入ってます。

 

公式の過去問題集を解く前に、こちらを解きながらテキストの内容を確認するのがおすすめです。

 

ただ、若干出版年度が古いのが気になります。

種類 評価
参考問題集

ビジネス著作権検定 おすすめ参考書

はじめての著作権法 (日経文庫)

著作権についてほとんど知識のない人が読んでも、全く飽きずに最後まで読み切ってしまえるほど内容の濃い本です。

 

初心者に分かりやすいような平易な文章で書かれています。例え話がわかりやすくユーモアにあふれており、入門編としては最適です。読んでいて全く退屈しません。著者のセンスの良さが随所に伺えます。著作権法の初学者にとって最高の一冊です。

 

最近の著作権法を取り巻く話題も解説されています。「東京オリンピックのエンブレムのパクリ疑惑」についても解説していますが、世間一般の人がいかに著作権に関する認識が不足しているかが分かります。

 

ビジネス著作権検定の受験用のみならず、著作権全般の理解にも使えます。

種類 評価
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