薬学検定が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

薬学検定

合格して薬に関する知識が身に付いたとしてもお客に説明などはできない

種類 難易度 合格率 学習期間

民間資格

普通

60%

4か月以上

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

知識習得

〜2万円

誰でも受験可

※初学者が2級に合格するケースを想定した数字です。

最終更新日:2020/08/09

薬学検定とは

薬のイラスト

薬学検定試験とは、薬学を中心とした知識レベルを客観的に評価する民間の検定試験です。受験資格(受験制限)は無いため、どなたでも受験できます。

 

最近は、スーパーやコンビニでも医薬品の一部が販売されています。しかし、薬に関する知識がなければ、一体どの薬を選んでよいのか検討も付きません。

 

薬学検定の最大の目的は、学習を通してある程度は自分で正しく判断して薬を選べる(セルフケア)ような知識を身につけることです。

 

ドラッグストアやコンビニで販売されている薬の中から、消費者自らが、自分や家族の症状に合った薬を自分の力で選び出すための薬学知識を習得できます。

 

また、薬学検定は、国家資格の登録販売者試験の模擬テストとしても最適です。

 

※特定非営利活動法人(NPO法人)日本セルフケア支援薬剤師センターは、「薬学検定」・「美容薬学検定」・「食の薬学検定」の3種類の検定試験を運営していますが、このページでは薬学検定について紹介します。

 

主催者サイト:薬学検定とは? 薬学検定試験

薬学検定について本音で一言

率直に言うと、薬学検定は専門性とは程遠い内容です。この試験に合格しても、民間資格なので特別に何かできるワケではありません。いくら薬に詳しくなったとしてもお客に対して薬の説明はできません。

 

ドラッグストアでアルバイトや契約社員として応募する場合、多少は採用が有利になる程度です。

 

一般の人が薬に興味をもって自分自身の教養のために勉強したいというレベルです。ないよりはあった方が良いという程度です。

 

薬学検定の将来性を徹底研究!

登録販売者の前哨戦には最適!

 

主催者のホームページを見ると、全ページで「登録販売者の模擬テストに最適」であることをしきりにPRしています。

 

実際に、登録販売者の受験予定者が少なからず模擬試験のつもりで薬学検定を受験するようです。

 

関連資格:登録販売者とは

 

薬学検定には難易度別に4〜1級がありますが、では一体登録販売者の模擬試験としては何級が最適なんでしょうか?

 

薬学検定の公式ホームページでは、「薬学検定試験の2級・3級は、登録販売者試験の対策・模擬テストとして最適です」と書かれています。

 

ただし、登録販売者と薬学検定とでは、出題範囲や出題テーマにおいて若干異なる分野もあるので単純な難易度の比較はできません。

 

主催者にしても、多くの級を受験してもらった方が儲かりますからね・・・それで3級も含めているようですが、対策として有効なのは出題範囲・内容的にも2級以上です。

 

自分の実力を試すのと同時に、本試験で緊張するから会場の雰囲気に少しでも慣れておきたいという人は前哨戦として受験するのも良いかもしれません。

合格してもお客に薬の説明はできないので要注意

 

ドラッグストア等に勤務する薬剤師や登録販売者は、必要に応じてお客から症状などを聞き、薬の説明を行い、その上で薬を販売することになっています。

 

関連資格:薬剤師とは

 

また、薬の種類によってはお客からの相談に応ずる義務があるなど非常に責任のある資格です。

 

しかし、薬学検定1級に合格したとしても、お客に薬の説明をしたり販売などはできません。理由は簡単です。薬学検定は民間資格なので法律的に認められた業務が存在しないからです。

 

単に薬の知識を身に付けるだけなら薬剤検定でもかまいませんが、薬に関する本格的な知識を身に付けて仕事に活かしたいと考えるのであれば薬剤師か登録販売者がおすすめです。

 

薬学検定をはじめとして、薬に関わる民間資格はいくつかあります。例えば、化粧品成分検定などもそうです。

 

関連資格:化粧品成分検定とは

 

しかし、趣味や教養のレベルだったり、自己啓発の範囲です。その資格がないとできない業務はありません。

 

やはり、就職や転職に活かすとなると薬剤師か登録販売者です。

 

薬剤師になるには、まず前提として大学の薬学部(6年制)を卒業しなければなりません。その後さらに難関の国家試験に合格しなければなりません。将来製薬会社で薬の研究をしたいのであれば薬剤師じゃないと無理です。

 

薬剤師より難易度は低いですが、受験制限もなく誰でも受験できるのが登録販売者(国家資格)です。

 

薬剤師や登録販売者であれば、就職や転職が有利になるメリットもあります。

 

薬学検定に合格しても、就職や転職は有利になりません。給与面で優遇されることもありません。

薬学検定に合格するには

薬学検定の試験区分は、難易度の低い順に4〜1級に分かれており、試験は年に2回(6月・11月)実施されます。

 

この検定試験は、合格基準点が80%と他の資格試験と比べてもかなり高く設定されています。そのため、確実な細かい薬に関する知識が求められます。

 

3、4級であれば、独学でも短期間で合格できます。4級は全くの初学者でもちょっと勉強すれば合格できるレベルなので取得する意味はないでしょう。

 

検定の最下級についてはどの検定でも同じですが、一般の人がちょっと勉強すれば取れるぐらいのレベルですので持っていても意味がありません。

 

1級は薬学全般の知識が求められる試験で、かなり難しくなります。

 

なお、受験者の男女比は2:8くらいで、女性が多いのも特徴です。

公式のテキストや問題集で学習するのがおすすめ

学習方法としては、公式のものとして、テキスト(A〜E分野の5種類)、ガイド&問題集、過去問題集が出ているので、これらを繰り返して学習すれば解答できます。問題集だけで分かりづらければテキストも必要です。

 

薬剤師を目指している学生、ある程度薬学に関しての基礎知識がある人なら、まずは過去問のみを購入して勉強してください。

 

2級以上になると学習する内容が専門的になり、範囲も広くなって難易度も高くなります。そのため、明確な目標がなければ挫折します。受検生の多くは、医療系学生や登録販売者受験生などです。

 

2級に関しては、分野別公式テキストA分野〜D分野を全て揃えた上で学習しましょう。過去問集とだけでは合格基準に届かない可能性があります。

薬学検定 試験情報

試験日 お申込み

年2回(6月・11月)

6月実施分:3月初旬〜4月中旬
11月実施分:9月初旬〜10月中旬

受験資格

受験資格の制限は一切なく、どなたでもその級からでも受験できます。

試験内容

受検料:

  • 1級 7,800円
  • 2級 6,800円
  • 3級 5,800円
  • 4級 4,800円

試験会場:全国6都市(東京、名古屋、大阪、福岡、札幌、仙台)
出題形式:多肢選択方式(5肢択一)のマークシート方式

 

【各級のレベルと出題分野】

  • 4級(50問/90分):日常の生活で繁用されている一般用医薬品(大衆薬)・医薬部外品・サプリメント・特定保健用食品の薬効成分の作用・効果(効能)・副作用・使用上の注意に関する問題、及び医療用語に関する問題が出題され、初歩的でありながら基本的なレベルの薬学知識が問われます。
  • 3級(60問/90分):<4級>の出題分野に生活習慣病などの疾患に関する問題が加わり、標準的なレベルの薬学知識が問われます。
  • 2級(80問/120分):<3級>の出題分野に、実際の医療現場で使用される医薬品(新薬を含む)に関する問題や専門的な医療用語の問題が加わり、高度な薬学知識が問われます。但し、過度に難解な問題は出題されません。
  • 1級(100問/120分):<2級>の出題分野に、医薬品同士の相互作用あるいは食品と医薬品の飲み合わせ(相互作用)に関する問題、及び血液・尿検査(臨床検査)値に関する問題が加わり、薬学全般に関する体系化された知識が問われます。但し、過度に難解な問題は出題されません。

引用:各級レベル別 出題分野 薬学検定試験

 

合否基準:各級とも80%の正解率で合格

試験に関する詳しい情報は受験要項 薬学検定試験をご覧ください。

薬学検定 おすすめテキスト・基本書

薬学検定試験 A分野 公式テキスト
薬学検定の公式テキストは、A〜Eまでの全5分野あります。受験する級に応じて必要なテキストをお買い求めください。例えば4級なら【A分野】と【B分野】が必要です。

 

初学者が独学で勉強するのであれば、読み物的にも使えるので便利です。試験に出る内容で掲載されていないこともあるので過去問題集や対策&過去問も必要です。

種類 評価
テキスト

薬学検定 おすすめ参考書

面白いほどよくわかる人体のしくみ―複雑な「体内の宇宙」が図解とイラストで一目でわかる (学校で教えない教科書)
登録販売者の受験生に人気の参考書です。もちろん薬学検定の受験用としても利用できます。

 

視覚的に体について理解ができるため読んでいて非常に分かりやすい上、からだの不思議を感じながら楽しく理解する事ができます。

 

まずは受験前に、文字を読むのが苦手な人に入門編としておすすめです。

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