医師事務作業補助者とは?将来性はなく意味ない民間資格
種類 | 難易度 | 合格率 |
民間資格 | 易しい | 99% |
受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
指定講座受講 | 2~5万円 | 2週間程度 |
活かし方 | 全国求人数 | おすすめ度 |
自己満足 | 829件 |
- 全国求人数は、ハローワークの情報を基に2024年9月12日に集計しました。
医師事務作業補助者は、医師に代わって診断書の作成やカルテへの記入を行います。
この作業を行うために民間資格は要りません。未経験・無資格者でも全く問題ないです。
単なるお金儲けのために作った民間の検定試験であって「資格」でもなんでもありません。将来性もなく意味ない検定試験です。
採用は、概ね学歴・容姿・年齢等で決まる現実があります。
教材の代金さえ支払えば誰でもほぼ100%合格できます。やらないほうがいいですよ。
パソコンの操作を覚えた方が何倍も役に立ちます。
医師事務作業補助者とは
医師の業務を一部代行
本来、病気や怪我の診察の後で、カルテに記入したり診断書を作成するのは医師にしかできない業務です。
しかし、医師の分野も人手不足です。そんな医師の事務作業を補助して負担を軽くするために医師に代わって診断書の作成やカルテへの記入をおこなうのが医師事務作業補助者です。
医師事務作業補助者は、DA(ドクターズアシスタント、ドクターエイド)とも呼ばれています。
医師事務作業補助者は、医師に近いところで秘書的な業務を中心に行います。
例えばカルテのパソコン入力の代行、文書の作成・清書、患者の予約管理、医師のスケジュール管理などです。
患者のカルテを見ながらの生命保険診断書や病名診断書等の作成、介護主治医意見書や年金書類・生活保護の医療要否意見書・傷病手当金・身障認定などの書類作成も代行します。
ただし、医師の指示で事務作業の補助を行うという厳格な要件があります。
平成20年に厚生労働省により認められた業務
医師事務作業補助者は、厚生労働省により平成20年に一部の医療機関で認められるようになった業務(職種)です。
その後平成28年に全ての病院で認められるようになり、医師事務作業補助者が行った作業は診療報酬として加算できるようになりました。
つまり医師事務作業補助者は病院の収入にもつながる重要な存在になったんです。
参考:タスク・シフティング推進に関するヒアリング|日本医師事務作業補助研究会(pdf)
役に立つ資格なのか?
こういった民間資格にどれほどの意味があるのか
多くの通信教育や通信講座の会社が資格と称して医師事務作業補助者に関する検定試験を実施しています。
例えば、医療秘書技能検定試験、医師事務アシスタント、メディカルアシスタント、ドクターズクラーク、ドクターズオフィスワークアシスト、医療クラ-ク、メディカルワーカー、メディカルケアアシスタント、医療秘書士、医事管理士、医療管理秘書士・・・
などです。
これらは当然ですが資格でもなんでもないです。単なる民間の検定試験です。
もちろん勉強するのが無駄とは言いません。知識は仕事に活かせるでしょう。
中には真面目な講座もあるでしょうが、多くは難易度も低く試験は在宅受験なので数週間程度で合格できます。
教材の代金さえ支払えば誰でもほぼ100%合格です。
けれど、そもそも医師事務作業補助者の業務を行うために資格など不要です。
はっきり言って、必要ないです。
こういった通信講座にどれほどの価値があるのか・・・受講を真剣に考えている人は今一度よく考えてみてください。
「どれがいい?」と聞かれたら、どれも必要ないですね。
安易な手段に頼らないで!
何か医療系の資格を取得して人生やり直しをしたいのであれば、就職や転職に役に立つ国家資格はいくらでもあります。
例えば、准看護師、歯科衛生士、視能訓練士、言語聴覚士などです。
こういった資格を取得するための養成学校へ入学する女性の中には30代、40代も少なからずいます。
社会人向けの夜間の学校もあります。
まずは准看護師になって現場経験を積んで受験資格を得て看護師になる手段もあります。
医療事務、調剤薬局事務、介護事務、看護助手、医師事務作業補助者・・・
こういった安易な手段に頼らないでください。自立できるほど稼げません。
将来性について徹底研究
経験者優先、次は出身校、それから年齢、容姿
超人手不足のこの世の中、病院関連の求人は職種を問わずものすごい数です。
看護師、准看護師、医療事務、看護助手などはいくらでも求人があります。
医師事務作業補助者の仕事に多少なりとも興味がある人は、まずはインターネットハローワークで検索して、病院がどんな条件で求人を出しているのかを参考にするといいでしょう。
求人を見ると、採用する条件としてほぼ例外なく経験者優遇と記載されているのがわかります。
何らかの形で病院の事務に関わっていた人を優遇します。
「免許・資格不問」となっていて医師事務作業補助者の資格の有無は問わないとなっている病院がほとんどです。
これは医療事務、歯科助手の採用に関しても全く同じことがいえますが、病院側としては民間資格の有無よりも経験者を優先して採用します。
仮に全くの未経験者であれば、次に重要となるのはパソコンの基本操作や学歴などです。
今の時代、全くパソコンを全く触った経験がない人はさすがに不利でしょう。
学歴については大卒が理想ですが、地方へ行くとやはり出身高校がモノを言います。
地元の私立ヤンキー高校出身者よりも、公立の進学校出身者を採用します。
それから重要なのが年齢と容姿です。
未経験者を採用する場合、若くて美人が優先して採用されます。これが現実です。
医師にしても、いつも近くで助手として作業をお願いするのなら同じ未経験なら若くて美しい女性がいいですよね。
テキスト・問題集・参考書
おすすめ参考書
医師事務作業補助者(DA)として業務をする際には最低限覚えておかなければならない内容や業務にとても役立つ内容が多く書かれています。
仕事の内容に関心がある人におすすめです。高い教材を購入しなくてもこのテキストで十分学習できます。
未経験者だけでなく、現在業務に従事している人にも役立つテキストです。
独学に最適ですが、実際に新人研修用でこの参考書を利用している病院もあります。
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