種類 | 難易度 | 合格率 |
民間資格 | 易しい | 80% |
受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
指定講座受講 | 2~5万円 | 2週間程度 |
- 全国求人数は、ハローワークの求人情報を基に2023年2月14日に集計しました。
医師事務作業補助者の業務を行うために資格は要りません。単なるお金儲けのための民間の検定試験で、教材の代金さえ支払えば誰でもほぼ100%合格できます。難易度も低く未経験でも問題ないです。将来性もゼロ、やらないほうがいいですよ。
医師事務作業補助者とは

医師の業務を一部代行
本来、病気や怪我の診察の後で、カルテに記入したり診断書を作成するのは医師にしかできない業務です。
しかし、医師の分野も人手不足です。そんな医師の事務作業を補助して負担を軽くするために医師に代わって診断書の作成やカルテへの記入をおこなうのが医師事務作業補助者です。
医師事務作業補助者は、DA(ドクターズアシスタント、ドクターエイド)とも呼ばれています。
医師事務作業補助者は、医師に近いところで秘書的な業務を中心に行います。例えばカルテのパソコン入力の代行、文書の作成・清書、患者の予約管理、医師のスケジュール管理などです。
患者のカルテを見ながらの生命保険診断書や病名診断書等の作成、介護主治医意見書や年金書類・生活保護の医療要否意見書・傷病手当金・身障認定などの書類作成も代行します。
ただし、医師の指示で事務作業の補助を行うという厳格な要件があります。
平成20年に厚生労働省により認められた業務
医師事務作業補助者は、厚生労働省により平成20年に一部の医療機関で認められるようになった業務(職種)です。
その後平成28年に全ての病院で認められるようになり、医師事務作業補助者が行った作業は診療報酬として加算できるようになりました。
つまり医師事務作業補助者は病院の収入にもつながる重要な存在になったんです。
参考:タスク・シフティング推進に関するヒアリング | 日本医師事務作業補助研究会(pdf)
役に立つ資格なのか?
全く無意味な検定試験
多くの通信教育や通信講座の会社が資格と称して医師事務作業補助者に関する検定試験を実施しています。
例えば、医師事務アシスタント、メディカルアシスタント、ドクターズクラーク、ドクターズオフィスワークアシスト、医療クラ-ク、メディカルワーカー、メディカルケアアシスタント、医療秘書士、医事管理士、医療管理秘書士、医療秘書技能検定・・・などです。
これらは当然ですが資格でもなんでもないです。単なる民間の検定試験です。勉強して知識は仕事に活かせるかもしれませんが、そもそも医師事務作業補助者の業務を行うために資格など不要です。
中には真面目な講座もあるでしょうが、多くは難易度も低く数週間程度で取得できます。教材の代金さえ支払えば誰でもほぼ100%合格です。
こういった通信講座にどれほどの価値があるのか・・・受講を真剣に考えている人は今一度よく考えてみてください。
将来性について徹底研究

経験者優先、次は出身校、それから年齢、容姿
超人手不足のこの世の中、病院関連の求人は職種を問わずホントよく目にします。看護師、准看護師、看護助手などはいくらでも求人があります。
医師事務作業補助者の仕事に多少なりとも興味がある人は、まずはインターネットハローワークで検索して、病院がどんな条件で求人を出しているのかを参考にするといいでしょう。
求人を見ると、採用する条件としてほぼ例外なく経験者優遇と記載されているのがわかります。何らかの形で病院の事務に関わっていた人を優遇します。
「免許・資格不問」となっていて医師事務作業補助者の資格の有無は問わないとなっている病院がほとんどです。
これは医療事務、歯科助手の採用に関しても全く同じことがいえますが、病院側としては民間資格の有無よりも経験者を優先して採用します。
仮に全くの未経験者であれば、次に重要となるのはパソコンの基本操作や学歴などです。
今の時代、全くパソコンを全く触った経験がない人はさすがに不利でしょう。
学歴については大卒が理想ですが、地方へ行くとやはり出身高校がモノを言います。地元の私立ヤンキー高校出身者よりも、公立の進学校出身者を採用します。
それから重要なのが年齢と容姿です。
未経験者を採用する場合、若くて美人が優先して採用されます。これが現実です。
医師にしても、いつも近くで助手として作業をお願いするのなら、同じ未経験なら若くて美しい女性がいいですよね。
合格するには
現在民間の団体による医師事務作業補助者の講座は20以上あります。
どの講座も、簡単に短期間で取得できてしかも就職に有利という謳い文句です。
盛んに医師事務作業補助者についてPRしていますが、資格でもなんでもありません。医療事務や調剤薬局事務の資格で騙されたみなさん、もう騙されないようにしてください。
スクールや専門学校などは間違っても通わないでください。
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