こころ検定とは?心理学の基礎を学べる入門レベルの民間資格

ハートの模型を抱えた女の子のイラスト

心理学の基礎を学ぶための検定試験、あくまでも入門レベルです

種類難易度合格率
民間資格易しい60〜70%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可約1万円1か月程度
活かし方全国求人数おすすめ度
趣味・教養0件
  • 合格率は4級・3級についてです。4級は1か月ほどで合格できます。
  • 全国求人数はハローワークインターネットサービスに掲載されている求人情報の「必須・歓迎・尚可」などの文字を参考に2026年7月31日に独自集計。実際の認知度や活用度とは異なる場合があります。

こころ検定とは、心理学の基礎について誰もが簡単に学べる民間の検定試験です。

あくまでも趣味・教養の試験です。

短期間で取得できる検定試験なので履歴書に書いても評価の対象にはなりません。

知識が役立つ機会はあるかもしれませんが、就職や転職には活かせません。

当サイト内における評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

こころ検定とは

胸に両手を当てる女性

心理学の基礎を学べる検定試験

こころ検定は、日本学術会議協力学術研究団体メンタルケア学術学会が試験を実施する民間の検定試験です。

難易度の低い順に4級・3級・2級・1級があり、それぞれ心理学の基礎について学習します。

試験の学習を通して「こころ」の問題を理解し、適切な対応を行うために必要となる知識および技能を身に付けるのが目標です。

主催者サイト:心理学を学び、心と向き合い、心を成長させる|文部科学省後援こころ検定

文部科学省後援としきりにPRしてますけど・・・

こころ検定は平成30年7月から文部科学省の後援事業となっています。

主催者のホームページ等では「文部科学省後援」と大きくPRされており、「信頼性の高い公的な資格」という印象を受けるかもしれません。

しかし、ここで注意しておきたいのは、「文部科学省後援=公的資格や国家資格」ではないという点です。

「省庁の後援」とは、一定の申請基準を満たした事業や試験に対して名義の使用を許可する制度であり、国が資格そのものを認定したり、取得を積極的に推奨・支援したりしているわけではありません。

情報元:文部科学省後援名義等の使用許可申請について:文部科学省

試験の一定の基準や信用度を示すひとつの目安にはなりますが、文部科学省後援だから特別な地位を得た民間資格というわけではありません。

就職や転職で評価されると過度に期待しすぎないよう、冷静に受け止めるのが賢明です。

役に立つ民間資格なのか?

趣味・教養の延長

こころ検定の難易度は低く、4・3級なら1~2か月程度、2級でも3か月ほどで合格できます。

あくまでも心理学の基礎を学ぶ学習手段のひとつです。

基本的な心理学に関する知識であれば身に付きます。

心理学に興味があって、将来大学で心理学を学びたいと考える人であればおすすめします。

あるいは、心理学ってどういうものなのかを勉強してみたい人にもよいきっかけとなるでしょう。

もちろんこういった民間の検定試験で心理の専門職に就けるとは考えない方がいいです。

心理カウンセラーになりたいのであれば専門資格が必要

例えば、心理カウンセラーの代表的な仕事に「スクールカウンセラー」があります。

その名の通り主に小中学校や高校へ赴き、生徒たちの相談相手となる仕事です。

スクールカウンセラーに応募できるのは概ね下記の3資格の所有者に限定されています(一部例外あり)。

  • 精神科医
  • 公認心理師
  • 臨床心理士

精神科医になるには6年以上医学部で勉強します。

公認心理師臨床心理士になるには4年制の大学で心理学を専攻し、その後大学院(修士か博士)で2年以上心理学について研究しなければなりません。

それでようやく受験資格を得て、試験に合格してようやくスクールカウンセラーになるための道が開けます。

心理学とは、この通り長い年月をかけて研究する分野です。

将来、カウンセラーになって活躍したいと考えるのであればこういった資格を目指しましょう。

※心理学に関する民間資格の中には、心理学検定認定心理士、学校心理士、臨床発達心理士のように一定の評価を受けるものもあります。

高い通信講座を申し込むくらいならこころ検定で十分

心理系の民間資格や検定試験には数多くの種類が存在します。

その中には、特定の通信講座の受講が必須条件となっているものも少なくありません。そして、その多くが短期間で取得できるカリキュラムになっています。

中には「たった2か月でプロのカウンセラーになれる」といった過度な期待を持たせるような広告も見られます。

しかし、前述の通り本来心理学は長年の研究や実習を要する深い分野です。短期間の講座だけで即座にプロとして活躍するのは現実的には難しいと言えます。

受講料が高額なケースもあるため、宣伝文句を鵜呑みにせず、得られる知識や資格の立ち位置を冷静に見極めることが大切です。

「まずは心理学の基礎を学んでみたい」という目的であれば、高額な通信講座に頼らなくても、市販の入門書を読んだり「こころ検定」のような手軽に受けられる検定を活用したりするだけで十分に学習効果を得られます。

心理学の入門書は多数出版されている

心理学に興味があるから勉強してみたいというのであれば、自分でテキストを購入して勉強すれば十分です。

心理学は人気の分野なので入門書から専門書まで種類も豊富です。

Amazonで人気の本を調べれば、だいたい5冊程度に絞られるはずです。

そのうちの何冊かを図書館で借りて実際に読んで、気に入ったら購入するのもいいでしょう。

※人気の心理学入門書を3種類ほど紹介しているので興味のある方はおすすめ入門書ご覧ください。全て当サイト運営者が手に取って読んだ本です。

合格するには

壊れたハートの模型を手渡しする様子

認定級は4種類

こころ検定で取得できる認定級は、上から難易度の低い順に4級・3級・2級・1級です。

4級、3級、2級については誰でも受検できます。イッキに4級から2級まで併願しての受検も可能です。

1級は、こころ検定2級に合格していなければなりません。

4級なら1か月程度の勉強期間で合格

難易度としては、合格率が公表されていないので一概に判断できませんが、初学者であっても1か月程度の学習で合格できます。

他の心理系民間検定はテキスト持ち込み可で自宅受験オッケーのような簡易な試験が多いのですが、それに比べると若干難しいようです。

勉強方法としては、テキストが市販されていない分、4級と3級は公式ホームページからテキストを購入するしかないです。テキスト中心の学習で合格できます。

テキストの本文中には心理学の専門用語などの難しい漢字には全てにかながふられていて中学卒業レベルから学べる設定になっています。

テキスト・問題集・参考書

テキスト・問題集は残念ながら一般の書店、Amazon、楽天などでは販売していません。公式ホームページからお買い求めください。

おすすめ入門書

※当サイト運営者が実際に読んでみて初心者におすすめできる入門書を紹介しています。

全くの初学者でこれから心理学について第一歩という人にまずはおすすめの一冊です。

イラスト入りの用語解説という内容ですが、難しい表現はなく、とても詳しく解説しているのでスラスラと読めて頭に入ってきます。

心理学の歴史についても詳しく書かれていますが、まとまっていて分かりやすいです。

1日で読める分量です。これを読んでから専門書に進むと理解が深まります。

公認心理師の受験対策に使用している受験生もいます。

種類評価
入門書

心理学を志す学生であれば、誰しも一度は手にしたことがあるであろう名著です。

何度も改定を重ねており文章も練られているので完成度の高い書籍です。入門書ではなく、どちらかと言えば専門書に近い教科書なので初学者には少々読み難いかもしれません。

ただ、イラストも多く、手抜きのない解説が理解を助けてくれます。初学者でもじっくり読めば十分理解できる内容です。

赤ちゃんを使った実験や動物実験などの結果もイラストを多く取り入れて解説しています。納得しながら読む進められます。

まず最初の一冊としてこの本から入るのもおすすめです。後半へ読む進むと初心者には難しくなるので、理解できるまで読み進めればいいと思います。

大学や通信大学で指定されたテキストがすごくわかりづらく、そのため参考書として購入して利用している学生も多いです。

心理学を全体的に俯瞰的にまとめている良書です。

種類評価
テキスト

600ページを超える本格的な心理学の入門書&専門書です。とにかく内容が詳しい!

難解だと思われている内容もわかりやすく書かれています。初学者は繰り返し読むことで理解は深まります。

適宜重要な用語やおすすめの文献が紹介されているので、特定の分野について掘り下げて学習する研究者にもおすすめです。

大学の教科書としても使われています。

種類評価
テキスト

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

期間を定めて年4回実施(CBT受験)

こちらをご覧ください。
検定日程一覧|心理を学ぶ文部科学省後援「こころ検定」

お申し込み

上記参照

受験資格

  • 4~2級:誰でも受験できます(※ただし、2級合格後に「メンタルケア心理士」の称号登録を行う場合は、指定の通信講座等の受講修了が必要)
  • 1級:こころ検定2級合格者

試験会場

全国各地のCBT試験会場
※1級実技・口述試験は、全国主要都市(東京、大阪などですが回によって異なるため主催者HPで要確認)

受験料

  • 1級:学科試験 8,000円、実技・口述試験 6,000円
  • 2級:7,700円
  • 3級:6,000円
  • 4級:6,000円

2026年7月31日現在

試験内容

※下記の内容は4級についてです。

【試験内容】
~こころと向き合う~基礎心理学における領域で下記の領域における知識を理解し、自らのこころについて理解を深めることができる。
【出題範囲】
学習・認知・生理・知覚・社会・感情・知能

  • 学習心理学 こころと行動の関係
  • 認知心理学 こころと物事の捉え方の関係
  • 生理心理学 からだとこころの関係
  • 知覚心理学 見る・聴くとこころの関係
  • 社会心理学 自分と他人のこころ
  • 感情心理学 気持ちとやる気
  • 知能 頭の良さとこころの関係

【試験時間】60分
【解答形式】四者択一
【問題数】20問

合格基準

100点中70点以上

合格発表

試験終了後、画面に合否を表示。

主催者情報

試験に関する詳しい情報は心理に関する検定概要|心理を学ぶ文部科学省後援「こころ検定」をご覧ください。

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