LPICが役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

LPIC

取得費用がとにかく高い!資格よりもまずは経験が重視される業界。

種類 学習期間 難易度 合格率

民間資格

3か月程度

やや易しい

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活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

スキルアップ

5〜10万円

誰でも受験可

※上記はLPIC-1についてです。合格率は公表されてません。

最終更新日:2021/11/22

LPICとは

パソコンで作業する男性

LPIC(エルピック:Linux Professional Institute Certification)とは、OSの一種であるLinuxに関する知識と技術力を認定する世界的な検定試験です。

 

OSとは、Operation System(オペレーティング・システム)の略です。スマホではandroid(アンドロイド)やiOS(アイオーエス)、パソコンではwindows(ウィンドウズ)やMacOS(マックオーエス)がOSにあたります。

 

スマホやパソコンには、ゲームや表計算ソフトなどさまざまなアプリ(ソフトウェア)をインストールしますが、それらは全てOSの上で動作します。

 

OSとは、アプリだけではなくデバイス(カメラ、プリンターなどの周辺機器)なども含め、これらを正常に動作させるための基本となるソフトウェアです。

 

Linuxは、パソコンをはじめスーパーコンピュータ、スマホ、家電製品など、幅広い種類のハードウェアで使用されているOSです。非常に信頼性が高く、誰でも無料で使えるのが特徴です。

 

主催者サイト:LPI日本支部| Linuxプロフェッショナルインスティテュート

LPICについて本音で一言

ネットワーク・サーバー系に関するエンジニアの求人は多く見つかりますが、多くは「経験者優遇」となっていて、資格については「不問」となっている場合がほとんどです。

 

LPICやLinuCと言っても民間資格です。合格しても特別な仕事ができるワケでもなく、単なる知識の裏付けにすぎません。合格しただけでは自己PRには使えても、期待するほど就職や転職には役立ちません。やはり経験と実績がモノを言う業界です。

 

LPICの将来性を徹底研究!

LIPCはどこまで役立つ資格なのか?

 

パソコンを操作するスーツ姿の男性

 

LPICあるいはLinuCと言っても、一体どれくらい役立つのか?・・・これは気になる点です。

 

まず言えるのは、初心者向けのLPIC-1(レベル1、level1)を取得しても就職や転職が劇的に有利になることはありません。

 

ただし、実際の業務には役立ちます。同じOSとは言え、Linuxの操作はWindowsと全く異なります。サーバーに関わる業務に携わるなら、Linuxの知識がないと全く意味が分からず仕事ができません。

 

社内システムや社外向けインターネットサーバーのOSとしてLinuxを用いて運用している会社であれば、システムの構築や操作、メンテナンス等にLPICで得た知識は役立ちます。

 

転職で役立つのはLPIC level2以上です。LPIC level1は基礎レベルなので、経験者として転職するのであればLPIC level2以上は持っていたほうがいいでしょう。経験や実力の裏付けとしてアピールできます。

 

全くの未経験者や新卒予定者であっても、LPIC level1を取得すれば「前向きな姿勢」を面接の際にアピールできるメリットはあります。ただし、未経験者であれば20台前半までです。

 

ネットで求人情報を検索してみると、多くは「経験者優遇」で、資格については「不問」となっている場合がほとんどです。つまり、経験(実力)が最も要求される業界であることがわかります。

自己PRに利用したいのであれば国家資格

 

IT業界と言っても仕事の内容は様々です。プログラム開発、ネットワーク構築、Webデザイン・・・全く違うとまでは言わないまでも似て非なるものです。

 

それぞれにおいて、国家資格、技能検定、ベンダー系資格、民間資格などが存在しますが、役立つ資格もあれば取得してもあまり意味ない検定試験まで様々です。

 

会社の全支店と全部署をネットワークで結んで、リアルタイムでデータのやり取りをするようなハードウェア的なインフラ構築(サーバー構築、ネットワーク構築)をするのであればLPICが役立つでしょう。

 

さらには、CCNP(CCNAの上位)を取得すると知識の幅が広がるのでおすすめです。CCNPとは、ネットワーク専門の民間資格です。

 

関連資格:CCNAとは

 

インフラ構築よりも、その上で動く業務用プログラムを設計・開発したいのであれば、基本情報技術者や応用情報技術者などがおすすめです。

 

関連資格:基本情報技術者とは応用情報技術者とは

 

Webデザイン、つまりホームページなどの作成であれば特に資格は要りません。ウェブデザイン技能検定のような国家資格もありますが、評価の対象になりません。

 

関連資格:ウェブデザイン技能検定とは

 

自己PRのために資格が欲しいのであれば、まずは国家資格です。

 

国家資格であれば取得費用も安く、過去問題集も豊富に出版されているので試験の対策も立てやすいです。しかも有効期限もありません。

 

CCNPやLPICのようなIT系民間資格はとにかく取得費用が高いです。しかも有効期限などがあって更新などにもお金がかかります。

LPICとLinuCの違いについて

 

Linuxの技術者試験は、現状ではカナダに本部を置くLPI(Linux Professional Institute)によって運営されているLPICと、日本に本部を置くLPI-Japanが主催するLinuC(リナック)の2つが混在しています。

 

関連資格:LinuCとは

 

LinuCとは、2018年3月より開始された日本独自のLinux技術者認定資格です。もともとは、LinuCを提供するLPI-JapanがLPICの試験を実施していました。

 

「LPICの試験問題の流出」における対策が原因で分離したと表向きは発表していますが、まぁ本音を言うと、両団体の利益配分の調整がうまくいかなかったんでしょうね。

 

世界的に見ても、LPICは日本人の受験者数が圧倒的に多かったようです。利権の奪い合いがまとまらず結局ケンカ別れするなんてよくある例です。

 

では、共にLinuxに関する資格であるLPICとLinuC、実際にどう違うのでしょうか。

 

LPICの強みは、世界標準で海外へ行っても使えるし、昔からあるので認知度が高いという点です。

 

一方、LinuCの強みとしては、日本発の試験なので日本のニーズに合わせた知識を得られるという点があげられます。

 

簡単に言うと、LPICは世界で通用するけれどLinuCは日本でしか通用しないということです。

 

現実的にはどちらが良くて、これから勉強するならどちらがおすすめなのか・・・と言うと、今のところどちらが優位という目立った違いはないようです。

 

試験自体についても、難易度、受験金額、試験対策などに違いはなく、LinuCを勉強するにしてもLPIC向けの勉強をすればまにあいます。逆もしかりです。

 

取得するメリット、就職・転職時の評価等はほぼ同じだと考えてよさそうです。

 

ただし、LinuCは「日本市場に特化」した資格を目指して提供をされているため、今後はLPICとの差別化のために試験内容が変わっていく可能性が高いようです。

 

この先、LPICとLinuCの違いは少しずつ明確になっていくかもしれません。

LPICに合格するには

LPICの試験のグレードは、難易度の低い順にLPIC-1(level1)、LPIC-2(level2)、LPIC-3(level3)の3種類のレベルに分かれています。LPIC-1が初心者、LPIC-2が中級者、LPIC-3が上級者という位置付けです。

 

上位のレベルに進むには下位のレベルに合格している必要があります。

 

LPIC-1には101試験と102試験の2種類があって両方合格しなければなりませんが、同時に受ける必要はなく、片方ずつ受験できます。LPIC-2も同様に201試験と202試験に合格しなければなりません。

 

LPIC-3は3つの試験に分かれています。全ての試験に合格する必要はなく、試験毎に以下のように認定されます。

  • LPIC-3 300:混在環境
  • LPIC-3 303:セキュリティ
  • LPIC-3 304:仮想化とハイアベイラビリティ

LPICは、各試験毎に5年間の有効期限が定められています。認定されるために2試験の合格が必要な場合(LPIC-1とLPIC-2)は、両方の試験を5年以内に合格しなければなりません。

 

LPIC-1であれば、Linuxをほとんど触ったことがない初心者であっても、1日1〜2時間の勉強で2〜3か月程度で合格できます。最短2週間程度で取得できるスケジュールを提供している予備校もあります。

 

参考書に載ってる練習問題や模擬試験で確実に70%以上正解すれば合格できます。Linuxのコマンド操作に日頃から慣れておく必要があります。

問題演習には、Ping-tを利用する

受験生の多くが利用している優良なサイトがあるので紹介します。Ping-tというサイトです。こちらで学習するのをおすすめします。

 

Ping-tとは、インターネット上でLPICやCCNA等のIT資格の問題演習が掲載されている学習サイトです。アカウントを作成すれば、豊富な問題数に挑戦できます(LPIC101は約730問)。

 

このPing-tの素晴らしいところは、なんといっても解説が丁寧でわかりやすい点です。それが人気のある一番の理由です。利用するメリット十分です。

 

参考:Ping-t

LPIC 試験情報

試験日 お申込み

随時実施

随時受付

受験資格

どなたでも受験できます。
※上位を受験するには下位レベルの認定が必要です。

試験内容

試験会場:全国のピアソンVUEのテストセンター
試験方法:CBT方式によるコンピュータ試験

 

認定プログラム:
【Essentials シリーズ】

  • Linux Essentials

【Linux プロフェッショナルシリーズ】

  • LPIC-1
  • LPIC-2
  • LPIC-3 混在環境
  • LPIC-3 - セキュリティ
  • LPIC-3 - 仮想化とハイアベイラビリティ

【オープンテクノロジートラック認定プログラム】

  • DevOps Tools エンジニア
  • BSD スペシャリスト

問題数:60問
試験時間:各90分

 

【受験料】

  • Linux Essentials 10,000円
  • LPIC-1およびLPIC-2(101、102、201、202) 各15,000円
  • LPIC-3 (300、303、304) 各15,000円
  • DevOpsツール(701) 15,000円
  • BSDスペシャリスト(702) 15,000円

※2020年6月現在税抜き価格です。
結果発表:試験終了後、すぐに確認できます。
有効期間:5年間

試験に関する詳しい情報はLPIC-1:Linux管理者| Linux Professional Instituteをご覧ください。

LPIC おすすめテキスト・基本書

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

LPIC試験対策でもっとも売れているテキストがこちらの通称「あずき本」です。問題集というよりは参考書です。

 

解説は細かく丁寧で、内容に関しては質も高いです。試験範囲全体について最低限合格できるような解説を1冊に凝縮した印象です。重要な箇所・コマンドについてはよくまとまっています。

 

問題数・模擬問題についてはおまけ程度にしかついていないため、スピードマスターなどの問題集と組み合わせて学習するのがおすすめです。

 

※Kindle版(電子書籍)もあります。

種類 評価
テキスト&問題集
1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ)

あまり事前の知識が無いままLPICの試験対策を始める人もいますが、いきなり問題集にチャレンジしても初学者が理解するのは困難です。

 

こちらのテキストは、全くLinuxについて知らない、触ったことがないとい、これから業務でLinuxを使う予定という人にはかなりおすすめです。

 

初級者向けだからといって内容に手抜きはなく、各種コマンドのオプションなどについても掲載しています。問題集というよりも参考書です。Linuxスキルに自信がない人はまずはこちらで勉強しましょう。

 

実際に受験生の間でも評判は高いです。これ一冊で合格というワケにはいきませんが、とっかかりには最高の一冊です。

種類 評価
参考書

LPIC おすすめ問題集

Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応

LPIC level1の問題集ですが、内容はかなりハイレベルです。

 

問題には詳しい解説があり、周辺知識にも触れているのでとても親切な内容です。詳しく説明しすぎてページ数が多くなりすぎたりぜず、問題数も十分です。

 

この問題集を使うメリットは、実際の出題形式を学べる点です。スピードマスターに書かれている問題がLPICの本試験の問題と非常に類似しています。これはLPICの受験生にとって利用しない手はないということです。

 

試験対策問題集と言えば、上記で紹介する「あずき本」か、こちらの「スピードマスター」のどちらかになりますが、あずき本は問題集というよりは参考書、こちらのスピードマスターは問題集になります。

 

「あずき本」+「スピードマスター」で勉強するのが合格へつながる勉強方法です。

 

※Kindle版(電子書籍)もあります。

種類 評価
問題集

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