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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

診療報酬請求事務能力認定試験とは旧公的資格で評価も高い

デスクワークをする青色の制服を着た女性

知名度もあり実務経験者が取得すれば転職が有利になるかも

種類難易度合格率
民間資格難しい30~40%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可~2万円10か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
就職・転職約2,000件
(241件※)
  • 医療事務全体の求人は約2,000件ありますが医療事務管理士技能検定試験合格者と明記している求人は241件です。
  • 全国の求人数は、ハローワークの求人情報を基に2024年4月13日に集計しました。

医療事務と呼ばれる民間資格については下記のページを参考にしてください。
医療事務の民間資格って実は取得する意味やメリットは少ない

かつて厚生労働省が認定する「公的資格」であったため医療機関からの評価も高く実務経験者が取得すれば転職が有利になるメリットがあります。

お金さえ払えば誰でも短期間で取得できる資格商法的な医療事務の民間資格が多い中、唯一おすすめできるのがこの診療報酬請求事務能力認定試験です。

この試験に合格した人に限定した求人も少なからず見つかります。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

診療報酬請求事務能力認定試験とは

病院の受付にバインダーを持って立つ女性

医療機関では高い評価

診療報酬請求事務能力認定試験とは、医療事務に従事する者の能力の向上を目的として日本医療保険事務協会が実施する民間の検定試験です。

分野は「医科」と「歯科」に分かれています。

診療報酬明細書(レセプト)を作成する技能と、実技試験では現場を想定した実務能力が判定されます。

試験場への診療報酬点数表、その他の資料の持ち込みは自由です

診療報酬請求事務能力認定試験は、数ある医療事務系の民間資格の中でも最も難しい試験と言われています。

そのため医療機関からも比較的高い評価を受けています。

主催者サイト:公益財団法人日本医療保険事務協会

役に立つ資格なのか?

かつての公的資格、唯一医療の現場で評価される検定試験

診療報酬請求事務能力認定試験はかつて厚生労働省が認定する公的資格であったため、医療機関からの評価も高く実務経験者が取得すれば転職が有利になるメリットがあります。

また、未経験であっても合格者は一定の評価を受け、就職や転職が有利になる可能性があります。

中には資格手当などを支給する病院もあるようです。

そのため、未経験者だけではなく既に病院で実務経験を積んでいる人も受験します。

詐欺まがいの資格商法的な医療事務関係の民間資格が多い中、診療報酬請求事務能力認定試験は民間資格でありながら信頼性が高く、取得すれば就職や転職は多少有利になります。

※なお、公的資格の制度は2005年に廃止になっており、現在は完全なる民間資格です。

専門学校生が多く受験しますが結果は・・・

この検定試験は、医療事務系の専門学校の生徒が多く受験します。

専門学校で勉強した成果を何かの形で残すために、そして就活が少しでも有利になるようにこういった民間資格に挑戦します。

けれど、残念ながらほとんど合格できません。

医療秘書技能検定試験のように3級のような超簡単な入門級がないからです。

合格までに半年以上の勉強期間を要する合格率35%前後の試験は専門学校の生徒には重荷のようです。

逆に言えば、専門学校の生徒が在学中に合格すれば就職が多少有利になる可能性はあります。

将来性について徹底研究

診療費の領収書が入った封筒と電卓

詐欺的な資格商法が多い中、最もマシな検定試験

医療事務に関する民間資格は200以上種類あると言われてます。

しかし、多くの場合受験用のテキストは市販されていません。

それは、通信講座やスクーリングの受講生募集を目的とした資格商法的な講座が多いからです。

代表的なユーキャン(医療事務認定実務者)やニチイの通信講座のなら50,000円ほど費用が必要です。

こういった民間資格に合格してもしていなくても採用に関してもあるいは給料・待遇もほとんど扱いは同じなんですけどね・・・

高額と言っても5万円程度ですから、騙されたという意識は希薄です。

診療報酬請求事務能力認定試験はテキストや問題集が数種類市販されているので、くだらない通信講座にお金を捨てずに誰でも費用をおさえて勉強できます。

さらに、在宅試験といったふざけた制度はなく会場で一斉受験のため結果の信憑性も高いです。

合格率は35%ほどです。しっかりと勉強しないと合格できません。

どうしても医療事務の勉強をしたいのであれば、診療報酬請求事務能力認定試験がおすすめです。

医療事務に関してはほとんどが取得する意味のない民間資格ですが、唯一診療報酬請求事務能力認定試験は公共性があって信頼されています。

診療報酬請求事務能力認定試験の難易度と合格率

診療報酬請求事務能力認定試験は、医科と歯科に分かれており、それぞれ学科試験と実技試験を実施します。

合格率は、多少の変動はあるものの医科で30~40%、平均すると35%ほどです。

他の医療事務系資格と合格率を比較すると下記の通りになります。

診療報酬請求事務能力認定試験は、他の医療事務資格と比べても合格率は低く難易度が高いのが分かります。

経験者であれば過去問を中心に2か月くらいの勉強期間で合格できます。

未経験者であればやはり半年以上の勉強期間は必要です。

合格するには

笑顔で対応する病院の受付女性

試験は学科と実技

診療報酬請求事務能力認定試験は年に2回、7月と12月の日曜日または祝日に実施されます。

試験の種目は、学科試験実技試験で構成されていて、試験時間は3時間です。

学科試験は、5者択一のマークシート方式で20問の出題です。

医療保険制度その他法令、及び診療報酬点数表に関する内容です。

実技試験では、診療録(カルテ)から手書き方式で診療報酬明細書(レセプト)を作成します。

原則として、外来カルテ症例から1問と入院カルテ症例から1問の計2問出題されます。

ちなみに歯科は外来からの出題が3問です。

参考:よくあるご質問(FAQ)|公益財団法人日本医療保険事務協会

おすすめの勉強法

学科試験20問のうち、14~15問は点数表からの出題です。

日頃から点数表は繰り返し見て慣れておき、構成を頭に入れておくことが重要です。

点数表などの資料の持ち込みは自由なので、どのあたりにどのようなことが書かれているかがすぐ分かるようにしておきましょう。

テキストを繰り返し読んで基礎知識がある程度付いたら後はひたすら問題集を解いてください。

勉強法としては、とにかく繰り返し学習するのみです。

初学者が独学で勉強するにあたっては、最初は聞いこともない専門用語が出てきてなかなか先へ勉強が進まないでしょう。けれど、慣れるしかありません。

やはり合否を分けるのはレセプトを作成する実技試験です。

レセプト作成といっても計算問題はないので計算が苦手という人でもその点は大丈夫です。

算定方法について診療報酬点数表全般から満遍なく細かく出題されるので難易度は高いです。

外来のレセプト作成についてはごく基礎的なことが分かっていれば特に問題はないのですが、入院のレセプト作成は分量が多く、さらに難易度が高いため最低でも1時間は必要です。

届出の種類の設定なども多く、合格点に届くか届かないかはこの入院のレセプト次第だといえます。

実技試験の勉強法は、「レセプトをたくさん書いて慣れる」ことです。このひとことでに尽きます。

最初のうちは内容は理解できなくても構いません。

実際に手を動かして実技の過去問の解答を見ながら書き写してください。書くことで実技試験のイメージがつかめるようになります。

勉強法は、とにかくレセプトをたくさん書くことです。

数をこなせば素早く算定をするコツが自然と身につきます。

過去問を繰り返せば、カルテにどのように書かれているかも理解できるようになり、よく出題される算定項目も分かるようになります。

レセプト作成の問題を数多くこなして、合格点を取れる実践力を身につけていきましょう。

おすすめの通信講座

診療報酬請求事務能力認定試験についてはテキストや問題集も市販されているので、基本的には独学で勉強すればよいでしょう。

しかし、勉強法で迷っている人も多いようです。

現在医療事務の仕事をしている人でないかぎり不明点をすぐに誰かに聞けません。独学は、時間ばかり経過して効率が悪くなる可能性もあります。

他の医療事務講座でおすすめのものはありませんが、ヒューマンアカデミーの通信講座なら唯一信頼できておすすめです。

ヒューマンアカデミーは国家資格を中心として通信講座を提供していますがどれも費用もおさえられて評判も良いです。

医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座

まずは無料の資料請求

いろんな講座を比較検討できます。

テキスト・問題集・参考書

おすすめテキスト・基本書

試験の出題範囲について図や表を使いながら、わかりやすく解説しています。

いくつかのケースごとに医科診療録(カルテ)から診療報酬明細書(レセプト)を作成する手順について丁寧に解説しているので初学者におすすめです。

解説が詳しいだけではなく、知識を整理するためにも利用できます。基本を習得しようとしている人はもちろん、ある程度基礎知識のある人でも試験対策として活用できます。

種類評価
テキスト&問題集

おすすめ問題集

2023年9月現在の法律・点数に完全準拠した過去問題集です。2023年7月実施の最新の第58回試験の問題・解説・解答を収録しています。

学習をすすめる上で過去問題を解くのは非常に役立ちます。解説も要点もうまくまとめられており日々の学習にも便利です。

予想問題も載っているので受験対策としても役立つでしょう。

種類評価
問題集

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

年2回(7月、12月)、日曜日または祝日

お申し込み

試験日の2か月半前~1か月半前

受験資格

受験に制限はなく、どなたでも受験できます。

試験会場

札幌市、仙台市、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟市、金沢市、静岡市、愛知県、大阪府、岡山市、広島市、高松市、福岡県、熊本市、那覇市

受験料

9,000円(税込)

試験内容

受験科目:医科、歯科のいずれかを選択
試験時間:合計3時間
出題範囲:
【学科試験】20問

  1. 医療保険制度等・公費負担医療制度の概要
  2. 保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識
  3. 診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識
  4. 医療用語及び医学・薬学の基礎知識
  5. 医療関係法規の基礎知識
  6. 介護保険制度の概要

【実技試験】3問

  • 診療報酬請求事務の実技

合格基準

学科試験と実技試験の両方が合格ラインを超えなければ合格になりません。

合格発表

試験月の翌々月末までに、全受験者に文書で通知。

主催者情報

試験に関する詳しい情報は試験概要|公益財団法人日本医療保険事務協会をご覧ください。

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