医事コンピュータ技能検定は役立つ?難易度・合格率・就職の現実

| 種類 | 難易度 | 合格率 |
| 民間資格 | 易しい | 70% |
| 受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
| 誰でも受験可 | ~2万円 | 1か月程度 |
| 活かし方 | 全国求人数 | おすすめ度 |
| 知識習得 | 約5,000件以上 (8件※) |
- 上記は3級についてです。
- 医療事務全体の求人は約5,000件以上ありますが医事コンピュータ技能検定試験合格者と明記している求人は8件です。直接この資格名を指定する求人は極めて稀です。
- 全国求人数はハローワークの求人情報を基に2026年7月17日に集計しました。
医療事務に関する民間資格は数多く存在しますが、いずれも短期間で取得できます。
そのため、どれを取得しても就職や転職は有利になるとは言い難いです。
求人情報を見ればわかりますが、採用にあたってまず優先するのは実務経験者です。
次に学歴・面接結果、年齢等が優先します。もちろん清潔感やマナー、第一印象なども重要です。
ちなみに、医療事務系の民間資格を多数保有していることよりも、面接での印象や一般的な学習能力・適応能力の高さが採用で重視される傾向があるようです。
医事コンピュータ技能検定試験とは

レセコンの扱いに関する検定試験
医事コンピュータ技能検定とは、レセコン(レセプトコンピュータ)を使って、どれくらい診療報酬請求事務(医療事務)をこなせるのかという能力を測る民間の検定試験です。
レセコンとは、診療報酬請求事務(レセプト)を処理するコンピュータのことです。
かつて病院では、ビジネス用の中~大型コンピュータを利用して医療事務の業務を行っていましたが、現在は多くの病院でパソコンを利用しています。
医療事務の現場も年々IT化が進み、今やほぼ100%どこの病院でもレセコンを導入しています。
試験の学習を通して、医療事務やコンピュータの基礎知識、 レセコンを使って正しくレセプト作成をするための基本的な知識を学びます。
試験は難易度の低い順に3級・2級・準1級の3種類に分かれています。
主催者サイト:医事コンピュータ技能検定試験 医療秘書教育全国協議会
役に立つ資格なのか?
医療事務に民間資格は必要ない
そもそも医療事務の仕事につくために必要な資格など存在しません。
世間一般的に、「医療事務」という資格がイメージとして定着していますが、単なる民間の検定試験にすぎません。
こういった民間資格を取得しても医療の現場では無資格者扱いです。
医療事務などの職員を採用する際に、まず重視するのは中途採用であれば実務経験です。
概ね2年以上の実務経験があれば採用は有利です
未経験者を採用するのであれば、面接時の印象や一般常識の有無、これまでの学業・仕事で培った基礎的なコミュニケーション能力が重視される傾向があります。
特に規模の大きな総合病院などでは、新卒・未経験の採用において大卒以上の学歴を要件としているケースも少なくありません。
さらに、面接時の印象も重要です。病院の受付は基本的に接客業だからです。
業務は慣れれば誰でもできます。
ただし、2026年現在はマイナ保険証の義務化やオンライン資格確認といった「医療DX」への対応力が現場で急務となっており、単なるレセコン操作を超えたIT適応力が求められるようになっています。
医療事務のような民間資格は履歴書に書いても基本的に参考にすらしない病院が多いようです。
将来性を徹底研究

医療事務の民間資格って短期間で合格できるモノばかり
世の中には、医療事務に類する民間資格が溢れています。
例えば、医事コンピュータ技能検定試験をはじめとして、診療報酬請求事務能力認定試験、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)、医療事務管理士、医療秘書技能検定試験、調剤事務管理士、介護事務管理士・・・などです。
どれも受験制限がないため誰でも受講できて短期間で取得できるモノばかりです。
医療の現場で資格として評価されるのは、専門性の高い国家資格です。
医療事務の民間資格に合格しても、就職や転職に直接つながるというメリットはほとんど期待できません。
つまり、合格しても合格していなくても扱いは同じです。
試験といっても自宅で受験できるものが多く、難易度が極めて低く設定されているものもあります。
こういった試験は、合格させて合格証書を手に入れてもらうこと自体が目的化しているケースもあるため、高い学費や受験料に見合う価値があるかどうかは慎重に判断する必要があります。
離職率の高い職種
ご存知の方も多いと思いますが、医療事務はとても離職率の高い仕事です。
※もちろんどこもそうだと断定はしませんけど。
理由は様々です。
他の医療従事者との組織内における力関係、女性が多い職場特有の人間関係、賃金のわりに覚えることが多い・・・などと感じて離職するケースが少なくありません。
統計的にも長く続く人は少なく、大型総合病院から個人の病院までどこも人手不足のようです。
そのため、医療事務といった職種の求人は全国的にも多く見つかります。出入りが激しいということです。
医療事務の多くは非正規のパートやアルバイト、派遣といった働き方です。
給与が低いというのは統計的にも事実です。
医事コンピュータ技能検定試験の難易度と合格率
医事コンピュータ技能検定試験は3・2・準1級の3種類に分かれていますが、3級であれば70%ほどの合格率です。
他の医療事務系資格と合格率を比較すると下記の通りになります。
- 75%:医療秘書技能検定試験(3級)
- 70%:メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)
- 70%:医事コンピュータ技能検定
- 70%:医療事務管理士技能検定試験
- 35%:診療報酬請求事務能力認定試験
他と比べても合格率は高く、難易度が低いことが分かります。比較的取得しやすい試験の1つです。
テキスト・問題集・参考書
おすすめ問題集
過去4回(第55回~第58回)の過去問を完全収録しています。
試験主催者が発行する公式テキストです。各クラスに適したわかりやすい解説と内容になっています。
| 種類 | 評価 |
| 問題集 |
試験情報
日程・出題内容・合格基準・その他
試験日
年2回(7月、11月)
お申し込み
4月初旬~5月初旬
9月中旬~10月中旬
受験資格
受験資格の制限はなく、どなたでも受験できます。
試験会場
全国各地の一般会場一覧より選択
受験料
- 3級 7,500円
- 2級 9,000円
- 準1級 10,000円
2026年7月現在、税込み個人受験の場合
試験内容
試験時間:領域Ⅰ・領域Ⅱは30分、領域Ⅲは60分
試験方法:マークシート方式(領域Ⅲは実技試験(または筆記・作成))
【出題内容】
- 領域Ⅰ 医療事務
- 領域Ⅱ コンピューター関連知識
- 領域Ⅲ 実技(オペレーション)
合格基準
領域Ⅰ・Ⅱ・Ⅲともに60%以上の正解で合格、配点は、領域Ⅰ60点、領域Ⅱ60点、領域Ⅲ60点で180点満点
合格発表
各回の試験終了後、約1か月半後に郵送
主催者情報
試験に関する詳しい情報は医事コンピュータ技能検定試験 医療秘書教育全国協議会をご覧ください。
