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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

不登校訪問専門員?怪しい資格商法では不登校児童は救えない

不登校の女の子

主催者公式サイトが2023年10月頃に閉鎖になっています。現在検定試験の実施はしていないようです。

浅はかな民間資格程度の知識では不登校児童は救えません

種類難易度合格率
民間資格易しい99%
受験資格取得費用勉強時間
指定講座受講5~10万円1か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
自己満足0件
  • 合格率は非公開ですが、ほぼ全員合格できます。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年4月16日に集計。
試験の級
講座受講料\148,000円~
受験料
その他費用登録費用:\10,000円、更新費用/5年:9,800円

※金額は2023年4月当時です。

役に立たないし取得するメリットも意味もない単なる資格商法です。

不登校訪問専門員のような法律的な裏付けのない民間資格を取得して不登校児童の自宅へ訪問するなど論外です

こういった民間資格に騙されてはいけません。

短期間で誰でも取得できるような怪しい民間資格で不登校生徒の支援をするなどあまりにも無責任です。

不登校児童対策の施設としては、児童相談所、適応指導教室、不登校対応の民間の学校などが知られています。

そこで働くには、大卒程度の学歴と教員免許が概ね必要です。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

不登校訪問専門員とは

一人で座り込む小学生

怪しいナゾの民間資格

不登校訪問専門員とは、一般社団法人ひきこもり支援相談士協議会が認定する民間資格です。

不登校となっている当事者(つまり本人)とその家族の良き相談相手となって、希望ある将来のために支援を行うのが目的です。

不登校訪問専門員になるには、指定の通信講座を必ず受講しなければなりません。

講座を受講後、レポートを送付してに課題に合格すれば不登校訪問専門員として資格認定されます。

非常に簡単な内容なのでほぼ100%誰でも合格できます。

合格後は、会費(認定料)5,000円を払って正式に認定してもらいます。

資格認定は1年間有効です。1年毎にさらに会費(認定更新料)5,000円を払って更新します。

資格認定を受ければ、「ひきこもり支援相談士認定協議会」より、有償活動への参加機会の紹介、関連施設紹介等の情報提供を受けられるとなっていますが、非常に怪しいです。

この団体は、同様の民間資格として「ひきこもり支援相談士」も実施しています。ともに怪しさ満点のナゾの民間資格です。

主催者サイト:ひきこもり支援相談士認定協議会(http://www.khj-hsc.org/index.html)
※2023年10月頃にサイトは閉鎖されています。

役に立つ資格なのか?

不登校訪問専門員などさぞ立派な名称ですが、受講料目当ての資格商法にすぎません。

受講生は単なるカモです

短期間で誰でも取得できるような怪しい民間資格で不登校児童の支援をするなど、あまりにも無責任な気がしてなりません。

こういった怪しい民間資格を根拠に自宅に訪問して問題改善のための支援や家族面談、カウンセリング等を行うなどもってのほかです。

不登校訪問専門員の有資格者に対する求人は世の中には存在しないので仕事にはつながりません。

就職や転職には役に立たないメリットのない検定試験です。

将来性について徹底研究

身の程知らずで役に立たない民間資格

不登校児童対策の施設としては、児童相談所、適応指導教室、不登校対応の私立学校などが知られています。

児童相談所で働くには、大卒程度の学歴を要する福祉職や心理職の公務員採用試験に合格しなければなりません。

適応指導教室、不登校対応の学校などで働いているのは、ほとんど教員資格所持者です。一部ボランティアが居る程度です。

不登校訪問専門員のような法律的な裏付けのない民間資格を取得しても、上記のような公共性の高い場所では働けません。

仮に働けるとしても、事務や送迎などです。あるいは相談業務がともなわない無償の地域ボランティア程度です。

公共の場で、不登校生徒と個々に向き合って相談に応じられる資格としては、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどがあります。

スクールカウンセラーになるには公認心理師臨床心理士の資格が必要です。

スクールソーシャルワーカーになるには社会福祉士精神保健福祉士の国家資格が必要です。

社会福祉主事、保育士、教員免許、特別支援学校教諭免許も不登校児童対策としては有効です。

つまり、通信講座などで取れる安易な民間資格では法律的な裏付けがないため、相談員として採用されることは可能性としてゼロだということです。

それは不登校訪問支援カウンセラー(後述)といった民間資格も同じです。まともに給料がもらえる仕事には就けません。

お金を貰って不登校の生徒の家庭を訪問して相談にのるなどもってのほかです。

資格とは名ばかりの無責任な検定試験

仮にボランティア目的で不登校訪問専門員について勉強するにしても、不登校生徒との関わり方が通信教育だけで身に付くとは考えない方が良いでしょう。

例えば、スクールカウンセラーの採用条件となっている臨床心理士・公認心理師になるには、大学で心理学について学び、さらには大学院まで進まなければなりません。

少なくとも6年間は専門の教育を受けなければならないということです。

それをわずか数か月の通信教育で学ぼうというのですから最初から無理があります。

ひきこもり支援相談士認定協議会は、よく似た資格として、ひきこもり支援相談士といった講座も運営しています。

関連資格:ひきこもり支援相談士とは

こちらもご多分に漏れず怪しいだけの検定試験です。

また、不登校訪問支援カウンセラーといった民間資格もありますが、こちらも同じように取得しても意味はありません。

参考:不登校訪問支援カウンセラー資格取得講座|通信教育講座・資格のキャリカレ

「ご自分やご友人のお子様の悩みを解決してあげられます!」「プロのカウンセラーとして親身なサポートを実践できます!」などとPRしていますが、とても3か月程度の学習期間では無理でしょう。

こういった短期間で誰でも取得できるような不登校訪問専門員や不登校訪問支援カウンセラー、ひきこもり支援相談士といった民間資格で不登校児童やひきこもりやを支援をするなどという考えは、あまりにも浅はかで無責任な気がしてなりません。

テキスト・問題集・参考書

おすすめ参考書

キーワードは「不登校」、多くの人達がこの本によって救われています。読みやすい本なので何度も読むことをおすすめします。

「小5で初めて教室が怖いと言いだし、保健室登校になった娘」「息子はいじめがきっかけで不登校になりました」「頭痛をきっかけに不登校に」「だんだん、学校が怖い、みんなに嫌われている等の発言が増え、登校しなくなった」「常に頭痛・腹痛があり、気持ちが悪い・・と吐き気で保健室へ行ったり早退することも・・・」「長男が夏休み明けから不登校になりました」「娘は小学四年生のころ不登校になり、押し入れに閉じ籠り、布団をかぶって泣いている日々」そういった子を持つ親の多くがこの本で救われています。

この本のすごいところは明確な「指針」があることです。何をやったら効果が出るのか、やらなかったらどうなるのか、それが書いてあります。親が本気で向きあえば、この本の通りにやれば登校できるようになっているところが本当にすごいと思います。

今、悩んでいる方、是非一度読んで欲しい一冊です。

※不登校訪問専門員とは関係ない内容です。

種類評価
おすすめ本

学校に行くのが嫌で困っている子やその保護者にきっとヒントを与えてくれる本です。

こういった「不登校」に関する本は、どうしたら学校に行けるかというハウツー本が多いのですが、この本は無理に学校に行かせようとはしてません。

そいった意味では前で紹介した「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」とは真逆かもしれません。

大人は仕事を選ぶことができますが子どもは学校を選ぶことはできません。学校へ行くことが苦しくて仕方ないなら行かなければいい。学校へ行ったから大丈夫なんてことはないし、決して学校が全てではない、そう感じさせてくれる本です。

筆者自身が約10年間の不登校を経験し、当時は1日のほとんどをゲームに費やしていたそうです。

確かに今の学校は、とても大人として自立するための教育を受ける場とは思えません。

※もちろん不登校訪問専門員などとは関係ない内容です。

種類評価
おすすめ本
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