医療事務管理士は役に立つ?2026年最新の難易度と求人の現実

| 種類 | 難易度 | 合格率 |
| 民間資格 | やや易 | 50〜70% |
| 受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
| 誰でも受験可 | — | 3か月程度 |
| 活かし方 | 全国求人数 | おすすめ度 |
| 知識習得 | 約2,000件 (3件※) |
- 上記は医科についてです。合格率は分野・実施回によって違います。
- 医療事務全体の求人は約2,000件ありますが医療事務管理士技能検定試験合格者と明記している求人は3件です。
- 全国求人数は、ハローワークの求人情報を基に2026年7月17日に当サイトにおいて独自に集計しました。
世間では「医療事務」と呼ばれる民間の検定試験が数多く存在しますが、法令に基づく独占業務や必置義務を伴う国家資格ではなく、民間団体が認定する検定試験にすぎません。
概ねどの医療事務に関する検定試験も難易度は低く、履歴書に書いても就職や転職が有利になるとは言えません。
採用にあたってはまずは経験者優遇です。
未経験者であれば学歴や年齢、面接時の印象が大事です。
医療事務管理士(技能検定試験)とは

医科と歯科の分野に分かれる
歯科の分野は2025年3月試験をもって一旦休止となっています。2026年現在は「医科」のみが実施されています。
医療事務管理士技能検定試験とは、診察の受付やカルテ管理、診療費の請求、会計等を行う医療事務スタッフとして必要なスキルを認定する民間資格です。
医療事務に関する民間資格は100以上あると言われていますが、医療事務管理士技能検定試験は日本国内では歴史のある試験の1つです。
医療事務管理士は、他の医療事務系民間資格と比べても取得しやすい試験です。テキストや計算機を見ながら解答ができます。
医療事務管理士の検定試験は株式会社技能認定振興協会(JSMA)が実施しています。
主催者サイト:JSMA 技能認定振興協会|医療事務の資格・医療事務の試験ならJSMA
役に立つ民間資格なのか?
医療事務という法律上認められた資格は存在しない
そもそも医療事務の仕事につくための資格など存在しません。
世間一般的に、「医療事務」という資格がイメージとして定着していますが、これはTV-CMや根拠の無いネット広告が原因です。
国家資格のような必置義務や独占業務を伴わない民間検定であるため、一般的に資格手当の対象外となるケースが大半です。給与面での優遇は期待しにくいのが実情です。
医療事務などの職員を採用する際にまず重視するのは、中途採用であれば経験者です。
現場で2年ほどの経験があればかなり採用は有利です。
未経験者を採用する場合、重視されるのは事務適性や基礎学力、清潔感のある身だしなみ、明るい応対ができるかどうかの人柄などです。
大病院の正職員採用などでは学歴が重視される傾向もありますが、一般的には専門学校卒や派遣・委託会社経由での就業も多く見られます。
受付や会計は病院の「顔」となる接客業としての側面が強いため、資格の有無よりも面接時の印象や適性が合否を大きく左右します。
医療事務の民間資格を履歴書に書いた場合、無資格・未経験よりは「意欲や基礎知識があることの証明」として参考程度に評価される、というのが現実的なラインです。
業務の進め方やシステム操作は、採用後に実務を通じて習得していく側面が大きい仕事です。
基礎能力が高い人であればまったくの知識ゼロであっても、働き始めて数週間で仕事を覚えて活躍してしまうというケースも珍しくありません。
将来性を徹底研究

医療事務に関する資格はいろいろあるけれど・・・
医療事務の仕事に就きたいけど、どのような資格がおすすめですか?
よくこういった質問をネット上で見かけます。
就職や転職を少しでも有利にするために何か資格を取りたい・・・そう考えるのは決して悪いことではありません。
けれど、少し調べてみると医療事務と言われる資格は世の中にいっぱい存在していて乱立状態であることがわかります。
どれも良い言葉ばかり並べてあるので迷ってしまいます。
結論を申し上げますと、どれを取得しても就職や転職が決定的に有利になるとはいい難いのが実情です。おすすめできるものはありません。
加えて、これらの多くは資料の持ち込みが認められており、丸暗記に頼らず適切な対策を行えば合格を狙いやすい試験です。
中には監視のない自宅受験を認めている別の検定試験もあり、試験の厳格さには疑問が残るものもあります。
医療事務管理士技能検定試験は合格率が50〜70%程度ですから、しっかり対策すれば合格しやすい試験です。
短期間の学習で取得できる検定試験である以上、それだけで就職や転職が決定的に有利になると過信するのは避けるべきです。
医療事務管理士の難易度と合格率について
医療事務管理士技能検定試験の合格率は、50~75%程度(※休止前の歯科は60〜80%程度)です。
他の医療事務系の資格の合格率は下記の通りです。
- 75%:医療秘書技能検定試験(3級)
- 70%:メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)
- 70%:医事コンピュータ技能検定
- 70%:医療事務管理士技能検定試験
※なお、かつて医療事務の最難関とされていた診療報酬請求事務能力認定試験(合格率約35%)は、2025年12月をもって試験自体が廃止となりました。現在は受験できません。
医療事務管理士は、他の医療事務資格と比べても同等程度の合格率のようです。
つまり難易度は低く、合格しやすい試験であることが分かります。
合格するには
一般個人向けの試験は、主にインターネット試験(IBT)と在宅試験(郵送による紙試験)で実施されています(※団体受験等の指定会場を除く)。
インターネット試験(IBT)は自宅等で受験可能ですが、カメラによる監視などの不正防止対策が行われます。
試験会場には、全ての資料(点数表、テキスト、ノートなど)の持込が可能です。スマートフォンなどの通信機器は持込不可ですが、電卓の持ち込み・使用は認められています。
合格するには、たくさんのレセプトを書くことです。レセプトを多く書くことで、カルテの読み取りやレセプト作成上のポイントやコツが身につきます。
試験問題のサンプル(過去問)は下記をご覧ください。
参考:試験問題見本|JSMA 技能認定振興協会
なお、公式のテキストや問題集は書店やAmazonで市販されていません。主催者ホームページより購入してください。
試験情報
日程・出題内容・合格基準・その他
試験日
在宅試験(紙試験):ほぼ毎月1回実施
インターネット試験(IBT):随時(決済完了から2週間以内に好きなタイミングで受験する)
お申し込み
試験実施月の前月末まで
インターネット試験(IBT):随時
受験資格
受験に制限はなく、どなたでも受験できます。
試験会場
技能認定振興協会の指定会場、受験申請のあった専門学校、各種学校など
インターネット受験(IBT):インターネットが利用できる場所ならどこでも受験可能
受験料
7,500円
試験内容
【学科】マークシート形式10問、1時間
- 法規(医療保険制度・公費負担医療制度等についての知識)
- 保険請求事務(診療報酬点数の算定・診療報酬明細書の作成・医療用語等の知識)
- 医学一般(臓器・生理機能・傷病等についての知識)
【実技】3問、3時間
- レセプト点検問題(1問)
- レセプト作成(外来・入院 各1問)
※コンピュータ試験の場合は学科・実技併せて3時間
合格基準
- 学科試験:70点以上
- 実技試験:点検・各作成問題ごとに50%以上の得点をし、かつ3問の合計で70%以上
※実技・学科ともに合格基準に達した場合に合格と判定
合格発表
試験実施後1カ月以内に文書で通知、インターネット試験(IBT)の場合は、その場で画面に合否が表示されます。
主催者情報
試験に関する詳しい情報は医科 医療事務管理士 技能認定試験|JSMA 技能認定振興協会をご覧ください。
