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福祉住環境コーディネーターが役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

福祉住環境コーディネーター

民間の検定試験ですが公共性の高い一面もあり取得して損はないかも。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

普通

2か月以上

民間資格

民間検定

20〜70%

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※難易度、学習期間、合格率は2級の数字です。

福祉住環境コーディネーターとは

手すりにつかまるお年寄り

人は加齢とともに足腰が弱くなり、室内のちょっとした段差につまづくようになります。お風呂場やトイレの利用も大変です。車椅子であれば階段を乗り越えられないので、家に入ることも2階へ上がることもできません。

 

普通の人では問題なく住める家でも、高齢者が安全に暮らすには室内を改装する必要もあるでしょう。廊下やお風呂、トイレには手すりをつけた方が便利です。階段はスロープに変える必要があります。

 

福祉住環境コーディネーター検定試験は、東京商工会議所が主催する民間資格です。福祉住環境コーディネーターの学習を通して、お年寄りや体の不自由な人が日常生活で不便なく暮らしていけるように、段差を解消する方法、手すりをつける場所や良いつけ方、といった建物を含む住環境のことを福祉的な観点から学びます。

 

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。必要に応じて適切な住宅改修プランを提案し、行政や住宅リフォーム会社とのコーディネート(調整役)の役割を果たします。また福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスします。

2級以上であれば介護保険の住宅改修の理由書が書ける!

介護保険を利用して住宅改修をおこなうには、住宅改修費支給申請書に理由書を添付して自治体に提出する必要があります。この理由書は誰にでも書けるわけではなく、ケアマネジャーのような専門的な資格を有していなければなりません。

 

ケアマネージャー以外の専門職でも、理学療法士・作業療法士・福祉住環境コーディネーター(2級か1級)であれば理由書を書けます。

 

つまり、福祉住環境コーディネーター2級以上であれば公共性の高い書類の作成ができます。民間資格でありながら公共性が高い仕事もできます。
※ケアマネジャー自身が作成するように指導している自治体もあります。

 

参考:福祉住環境コーディネーター検定試験 | 公式サイト

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

福祉住環境コーディネーターは民間の検定試験なので、この資格を持っていないとできない業務はありません。

 

取得しても、福祉住環境コーディネーターの募集はほとんどありませんが、稀に住宅リフォーム会社で優遇される求人があります。

 

就職・転職に役立つかといえば、持っていようがいまいが介護の業界は超人手不足なので就職は確実にできます。

 

資格手当がもらえるかというと、まず支給している施設はありません。手当がつくのは介護福祉士や社会福祉士、介護職員初任者研修やケアマネジャーといった国家資格です。

 

福祉住環境コーディネーターは、介護の現場では必要性が低いため、あまり重宝されません。介護職員が持っていても既に施設は高齢者向けにできているため実用性はありません。

 

とはいえ、高齢者や障害者の家族から介護保険の住宅改修の相談をされる機会もあります。自分の能力を高めるために取得するケアマネジャーもいます。福祉住環境コーディネーターは福祉の業界ではかなり認知度のある資格なので、名刺に「福祉住環境コーディネーター2級」と印刷しているケアマネジャーもいます。

 

役立つ機会もあるので持っていて損はない資格です。福祉住環境コーディネーターの資格を持っていれば、介護・福祉の分野で知識を活用できるので、その点では役立つ資格といえます。

 

福祉と建築の間をつなぐコーディネーター的な仕事といえば聞こえはいいでしょうが、単独でこの資格を持っていてもあまり需要はなく役立つ資格とはいえません。


福祉住環境コーディネーターの将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

取得しても就職・転職には影響の少ない資格ですが、2級あるいは1級以上であれば知識を仕事に役立てられます。3級では取得してもあまり意味はありません。

 

リフォームを専門的に施行する建築関係の会社や、福祉用具業者であれば資格を活かせます。建設会社であれば建築士の資格も合わせて持っていれば就職・転職は有利になります。

 

実際に、建築士や介護士・相談員の人がステップアップのために学習するようです。特に建築士であれば、バリアフリー住宅への改装や要介護者への住宅改修などに関わる際、福祉の知識がまったくないよりは役立つでしょう。

 

福祉系の資格には既に介護福祉士や社会福祉士があります。建築系なら建築士。リハビリ関係なら理学療法士や作業療法士などです。その資格にプラスして知識を広げるための自己研鑽の資格といえます。

福祉用具専門相談員との違いは?

 

介護保険制度では、車椅子、歩行器、つえなどの福祉用具貸与が保険給付の対象となっています。高齢者施設で福祉用具の貸与を事業としておこなう場合、各事業所に2名以上の福祉用具専門相談員がいなければなりません(設置義務)。

 

福祉用具専門相談員は介護保険法により定められた国家資格です。福祉用具専門相談員になるには、都道府県が開催する講習会を受講する必要があり、そこで福祉用具の貸与、販売、住宅改修について包括的に学びます。

 

一方、福祉住環境コーディネーターは、民間の検定試験で法律的な根拠はありません。学習する内容は住宅改修に特化しています。

 

住環境コーディネーターには設置義務はありません。必要性という意味でも福祉用具専門相談員の方が価値がある資格といえます。

2級は合格率の変動が特に激しい!合格は運次第?

 

最も初級の福祉住環境コーディネーター3級試験の合格率はだいたい40〜60%の間で推移していて大きな変動はありません。

 

一方、2級の合格率を見てみると、これがすごい振れ幅です。合格率の幅は広く、10%〜70%前後という非常に激しい変動を見せています。

 

3級の試験は1999年からはじまっていますが、2級は2000年からはじまっています。最も低い合格率は2007年の13.5%、最も高い合格率は2013年の75.8%ですから、その差は6倍ほど!

 

福祉住環境コーディネーター2級は100点満点中70点以上で合格です。いくら絶対評価による合格基準とはいえ、これはちょっと開きすぎでは?という気もします。

 

運悪く難しい回に当たると過去問だけの学習では不合格になる場合があると思います・・・合格は運次第の要素も否定できません。

 

福祉住環境コーディネーターに合格するためには

福祉住環境コーディネーター試験には1〜3級があります。入門級が3級という位置づけです。各専門分野での補助的な知識として活かすには2級まで持っていれば十分だという印象です。

 

2級、3級であれば独学(テキスト、テキスト)で十分合格可能です。1級は相当難しいので、それなりに取得する理由がなかったらおすすめしません。2級からの受験や、3・2級を同日に受験することも可能です。

 

3級の過去の合格率は、約40%〜60%台で、2級は約10%〜70%台となっています。2級までなら初学者であってもわずかな福祉の知識とわずかな建築の知識を合わせて2か月程度勉強すれば合格できます。全くの初学者でも3か月程度毎日少しずつ勉強すれば十分合格できます。

 

どちらもテキストと問題集だけの独学で十分合格できます。基本的に東京商工会議所発行のテキストから出題されるので、テキストを繰り返し読み、福祉機器などは実物にさわって確かめるのが有効な学習方法です。

 

福祉住環境コーディネーター試験は「医療」「福祉」「建築」分野と幅広く、それぞれの法改正で頻繁に改訂版が出ていますので最新のテキストや問題集を使用してください。

 

2級までは福祉よりの出題が多いため、医療・福祉の仕事に従事している現職者の合格率が高いようです。1級になると建築関係のウエイトが激増し専門的な出題が増えて、とたんに合格率が下がります。出題内容も、福祉・建築ともに専門的です。

福祉住環境コーディネーター 試験情報

試験日

お申込み

【1級】11月下旬(年1回)
【3級・2級】7月上旬と11月下旬(年2回)

【1級】9月上旬〜10月上旬
【3級・2級】4月下旬〜5月下旬と9月上旬〜10月上旬

受験資格

3級と2級は受験資格の制限はありません。

1級の受験には2級に合格している必要があります。

試験内容

【2級の出題範囲】
3級の範囲および2級公式テキストに該当する知識と、それを理解した上での応用力を問います。

  1. 高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境
  2. 福祉住環境コーディネーターの役割と機能
  3. 障害のとらえ方
  4. リハビリテーションと自立支援
  5. 高齢者・障害者の心身の特性
  6. 在宅介護での自立支援のあり方
  7. 高齢者に多い疾患別にみた福祉住環境整備
  8. 障害別にみた福祉住環境整備
  9. 福祉住環境整備とケアマネジメント
  10. 福祉住環境整備の進め方
  11. 福祉住環境整備関連職への理解と連携
  12. 相談援助の実践的な進め方
  13. 福祉住環境整備の共通基本技術
  14. 生活行為別福祉住環境整備の手法
  15. 福祉住環境整備の実践に必要な基礎知識
  16. 福祉用具の意味と適用
  17. 生活行為別にみた福祉用具の活用

【2級の合格基準】

  • マークシート方式
  • 制限時間は2時間
  • 100点満点とし、70点以上をもって合格とします

※上記は2級に関する試験情報です。1級・2級に関してましては、福祉住環境コーディネーター検定試験 | 出題範囲・合格基準をご覧ください。

試験の申し込みに関しては福祉住環境コーディネーター検定試験 | お申込み手続き(個人)をご覧ください。

福祉住環境コーディネーター おすすめテキスト・基本書

福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト

予備知識がほとんどない人はまずテキストで用語の理解からはじめてください。少々値段は高めですが、このテキストが出題の基準となっているので、使いやすいです。

 

分厚い辞書のような本ですが、過去問題集を解きながら戻って照らし合わせると理解がすすみます。問題集の解説も分からなければこの本に戻って復習して学習します。

 

やはり公式テキストだけあって、そのまま文章が出題されます。全部覚えるのは大変ですが、要点を理解すればこのテキストだけで合格できます。

 

※Amazonでは扱っていない場合があります。
全国の主要書店、福祉住環境コーディネーター検定試験 | 公式テキストでお買い求めください。

種類 評価
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福祉住環境コーディネーター おすすめ問題集

福祉住環境コーディネーター検定試験2級過去5回問題集 ’19年版

解説が詳しく内容が丁寧なので、この過去問題集を解きながら、間違えたところをテキストに戻って確認しながら学習すれば試験に合格できます。納得できるまでとにかく繰り返し学習することです。

 

解説の下に公式テキストの対応ページが記載されていて、疑問に思ったらすぐにテキストに戻って確認できます。シンプルですが必要なものが全部入っています。解答と解説が別冊になっているので見やすく、答え合わせがしやすいのも特徴です。

 

高価な教材や、通信講座などは必要ありません。

種類 評価
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福祉住環境コーディネーター おすすめ参考書

高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本

福祉住環境コーディネーターの資格とはあまり関係のない書籍ですが、評判が良いのでここで紹介します。

 

高齢者の介護施設といっても介護の状態や受けるサービスによっていくつかの種類があります。特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、グループホーム、介護老人保健施設、サービス付き高齢者向け住宅、ケアハウスなどです。高齢者に対する施設に対してはさまざまな呼び方がありますが、サービス内容やレベルの違いがあり、一般の人ではどこが適しているのか迷ってしまいます。施設ごとに特色がありますが良い点もあれば悪い点もあります。この本はそれらをきちんと体系たてて解説していているので、全体を理解するのにとても良い内容です。

 

家族の為に高齢者施設を探している人には一番知りたいことが全部載っていると思います、高齢者施設にどのようなものがあり、どのように選択すべきかを知るために参考になります。実際の入居者の生の声が多く書かれており、実体験に基づく記述で実態がかなり理解できます。

 

おすすめの一冊です。

種類 評価
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