作業療法士が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

作業療法士

体だけではなく心のサポートも行うリハビリのプロフェッショナル

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

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3年以上

国家資格

名称独占資格

80%

作業療法士,本音,役立つ,通信講座,将来性

※作業療法士になるには、高校卒業後、所定の養成機関で定められた期間以上の必要な教育を修了し、国家試験に合格する必要があります。

作業療法士とは

作業療法士

作業療法士は「体」のリハビリだけではなく「心」のリハビリも行う専門家です。

 

作業療法士が理学療法士と異なる点として、作業療法士はそううつ(躁鬱)病及び摂食障害などの精神的な障害がある患者もリハビリの対象としているところです。

 

作業療法士は、入浴や食事など日常生活の動作や、手工芸、園芸及びレクリエーションまで、あらゆる作業活動を通して体と心のリハビリを行います。

 

その他にも例えば、編物、手芸、織物、陶器、人形づくり、銅・革・竹細工、木工、金工、園芸、農耕、芝居、音楽演奏、ゲーム、スポーツなどの中から患者が積極的に参加できる種目を選び、その作業を通して機能の回復を計ると同時に、家庭や社会への適応回復能力を高めていきます。

 

ぼくの友人が軽いそううつ病で入院したことがあります。彼はあくまでも精神的な病気であって体が悪いわけではないので、入院といっても特に終日ベッドで横になっている必要もありません。入院中に、心をケアするために曜日を決めてゲームや手工芸などのリクリエーションを指導してくれたのが若くて笑顔の耐えない作業療法士でした。

 

理学療法士は、患者の主に腰から下の下半身の機能の回復のリハビリを担当します。つまり、起き上がる、座る、立ち上がる、歩く、…等々、生活する上での基本動作を受け持つことが中心です。

 

一方、作業療法士は、主に腰から上の上半身の機能の回復のリハビリを担当します。手を使って文字を書く、箸を使って食事を摂る、洗濯物を干す…といった応用動作を受け持つことが中心です。

 

例えば、ケガや手術などによりベッドの上で長期安静を余儀なくされていた患者は、ケガが治ったからといってすぐに身体を自由に動かすことはできません。以前と同じ生活を取り戻すためにリハビリをはじめます。

 

そこでまずは理学療法士が患者が足を使って部屋の中を自由に動けるようになるまでのリハビリを担当します。作業療法士はさらにその先、患者が関節や筋肉を動かし、もっと生活しやすくなるように体を動かせるようリハビリを担当する、といった役割の分担があります。

  • 理学療法士:下半身、足(脚)の訓練と移動
  • 作業療法士:上半身、手の訓練と衣食などの身の回り

といった分け方もできます。

 

ついでに言うと言語聴覚士は首から上、口に関係することと、話す、食べる、となります。

理学療法士と作業療法士の違い。

作業療法士は一般的にOT(Occupational Therapist)と呼ばれています。よく似た国家資格でもある理学療法士はPT(Physical Therapist)と呼ばれています。

 

理学療法士及び作業療法士法(PTOT法)という日本の法律で、作業療法士と理学療法士は別々に定義されているため、2つは別職種ということになります。そのため、病院等では施設基準(専従の常勤作業療法士が3名以上勤務していること、などという国の基準)をクリアするため、作業療法士と理学療法士を明確に分けて登録しています。

 

実際のリハビリの現場は、その区別は曖昧な場合が多いようです。理学療法士も作業療法士も名称独占であって業務独占ではないめ、どちらもお互いの業務を行っても法律上問題はありません。それに、足を使うリハビリだから理学療法士に代わって、手を使うから作業療法士にその都度代わるなんて現実的じゃありません。

 

とは言うものの、作業療法士と理学療法士の仕事を明確に区別する必要がある施設も少なくありません。例えば、先ほどのぼくの友人の場合ですが、精神的な病気であって身体の機能には問題はありません。その場合は、精神科の作業療法士でなければ診療報酬は認められません。

 

参考:一般社団法人 日本作業療法士協会

 

役立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

作業療法士

当サイトの理学療法士のページも紹介しましたが、作業療法士も患者に喜ばれ感謝される尊い仕事です。

 

作業療法士が熱心にレクリエーシに取り組むことによって、今まで暗かった患者の顔に笑顔が戻ります。

 

それが例え単純な折り紙やお遊び程度のリクリエーションだったとしても、患者は真剣に取り組み、病気や疾患からくる障害を乗り越えたときには患者だけではなくその家族や周りの人も満面の笑みにすることができます。

 

笑顔をもらえる現場は無数といってよいほどあり、非常に尊い仕事といえます。専門性が高く、一生涯役立つ資格です。

 

医者は患者に必要な処置を施すことによって命を救い寿命を延ばします。そして作業療法士は、その命の質を以前と同じ状態に戻すために、リハビリを通して自然回復以上の結果を得るように努めます。

 

医者以外で人の体に直接触っての「診療行為」ができるのは理学療法士と作業療法士だけです。看護師も人体に触れますが、彼女(彼)らが実施するのは、あくまでも「看護」です。
(当サイトの理学療法士のページと一部重複する部分もあります。ご了承ください)


作業療法士の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

就職先の病院・施設の所在地や、自分が行いたいリハビリの分野などを選ばなければ、就職先が見つからないという心配はそれほどありません。

 

理学療法士と同様に作業療法士も供給過剰、飽和状態などとも一部言われていますが、仮に新卒や若年層であれば日本中どこでも就職先の施設は見つかりますし、経験と業務に対する前向きな姿勢さえあれば転職先にも困りません。

 

作業療法士の主な就職先は、身体障害者施設、精神障害者施設、老人保健施設などです。特に老人保健施設は都心部だけではなく地方で増える傾向があります。

 

ただ、養成校の乱立により有資格者数が増え続けており、仕事に対する前向きな姿勢がない作業療法士・理学療法士は淘汰されますし、就職先も限定されるでしょう。

 

訪問リハビリテーションは比較的給料がいいですが、その場合必須となるのは、なんと言っても自動車免許です。学生のうちに取得するのをおすすめします。

 

リハビリをした内容をパソコンに入力する作業も多いので、パソコン操作については一定レベル以上習得しておく必要があります。

作業療法士の給与面での待遇について。

 

作業療法士の給与は決して高額とは言えません。これは理学療法士にも言えます。どちらかと給料は安い、という意見が多いようです。とは言っても普通に生活できるくらいは貰えます。ボーナスも夏・冬と出る病院や施設がほとんどです。

 

初任給こそ今のところ一般企業並ですが、作業療法士の数が増え続けているので年々下がってきています。現に、低い給与でも応募があるようです。

 

昇給は少ないようです。年功序列的に給与が毎年確実にアップすることはありません(一般企業にもいえますが)。同じ施設で長年勤務するメリットは少ないと言えます。

 

同じ勤務先で経験を積んで責任のある立場になればそれなりに給与も増える病院・施設もありますが、勤務先の給与体系にもよります。

 

病院の多くは福利厚生が充実していませんが、日赤のような大規模病院や自治体が運営する公共の病院(つまり公務員になる)であれば、手当も多く、福利厚生面も充実しています。給与も高めでほぼ確実に毎年昇給します。そういった病院へ一度就職したら、まず途中で退職しないので欠員もでません。

 

当然ですが、本人の努力や能力次第でかなり給与面で想像以上に違いは出てきます。自分を積極的に売り込んで、条件の良いところへ何度も転職する作業療法士もいます。

 

作業療法士の多くは、何度も転職をします。長く同じ施設に勤めている人が少ないので、長く勤めていれば機能訓練室長というような中間管理職に就けます。

 

ただ、そうなっても手当が少ない上に余計な作業が増えるという理由で役職を敬遠する作業療法士も少なからずいるようです。

作業療法士と理学療法士、どちらを目指すべきか?

 

作業療法士と理学療法士は似ていますが、資格としては別になります。

 

一般的にイメージされるリハビリは理学療法であることが多いので、作業療法の認知度が低いとともに、理学療法士の志望者が多いのが現状です。

 

例えば、作業療法士の業務内容には、料理、裁縫、あみもの、折り紙、浴室などでの体洗いなどがあります。やはりこういった手先の作業は男性は敬遠しがちです。男性の多くは理学療法士を目指します。

 

一方で、モノを作るのが好きなので一緒に作業をしながら工作もできるという理由で作業療法士を選ぶ人もいます。女性に多く、逆に男性は嫌うようです。

 

スポーツ関係へ進みたいのなら理学療法士の方が就職しやすいですし、お年寄りと触れ合う機会が多い老人保健施設なら作業理学療法士の方が就職しやすいです。

 

就職しやすいのは作業療法士か?あるいは作業療法士か?と、疑問を持たれる方が多いようですが、答えは人によって違います。もちろん理学療法士だ!という人もいれば、就職先を選べるのは作業療法士!という人もいます。

 

多少地域性があるとは思いますが、就職の決まりやすさで言えばほぼ同じではないでしょうか。新規で資格を取得する人と求人数のバランスが微妙に保たれているようです。どちらの方が就職しやすいというのはないと思います。「理学療法士あるいは作業療法士のどちらか」という採用枠で募集している施設も多くあります。

 

気になる給与面ですが、作業療法士と理学療法士とでは差をつけてないところがほとんどです。

作業療法士と理学療法士ではどちらの取得が難しいか?

 

高校卒業後に大学や専門学校などの養成校を受験する時は、理学療法士のほうが人気があり倍率が高いです。理学療法士の学部に行けなかったから作業療法士の学部にしたという人もいます。

 

これは作業療法のほうが難易度が下というよりも、理学療法のほうが人気で倍率が高いということにすぎません。

 

最終の国家試験レベルになると、理学療法士も作業療法士も難易度は同じくらいです。ほとんど違いはありません。

 

入学後、どちらの学習内容が難しいかは、個々の感覚次第だと思います。学習量としては作業療法士も理学療法士も大きく差はありません。

 

学習内容としてはかなり専門的で、解剖学、運動学、生理学などの科目は驚くほど高度な知識を習得します。覚えなければいけない内容が広範囲で、学習を続けるのは決して楽ではありません。

 

作業療法士は精神科もあるため、認知症や統合失調症についても学びます。老人保健施設で働く場合、認知症の患者と接する機会が多いので理学療法士に比べたら詳しく学習します。その分、就職の幅は若干広いようです。

 

一方で理学療法士は、温熱療法等の物療についても詳しく学んでいるようです。

 

理学療法士と作業療法士とでは勉強する内容も違ってくるので、自分が学習したいと思える学部に進んでください。

よほど興味が無い限り進まない方がいい道

 

一昔前であれば高校の先生が、進路の決まっていない生徒に、手に職で仕事に困らない、将来性があり需要の高い分野、役立つ資格・・・などと安易にすすめていたようです。

 

しかし、現実は甘くはありません。

 

学校で習う内容は想像以上に難しく、基礎科目は医学部並みです。ついてこれず脱落し留年や退学する人は他の学部より多くいます。

 

先ほども書いた通り、養成校の乱立で理学療法士・作業療法士は供給過剰です。給与も決して良くないのが現場の本音です。就職後も自分の時間を犠牲にして仕事に関する勉強しなければなりません。

 

リハビリは人の人生を背負っています。損得勘定よりも大切なことがあります。

 

迷ってるならおすすめできない、これが多くの現役作業療法士の本音です。

転職するのであれば転職サイトの活用がおすすめ

 

作業療法士のよに専門的な国家資格を持っている人が転職する際は、転職支援サービを利用するのが一般的です。

 

何よりも求人の数が圧倒的に違います。給与や勤務形態、その他の希望など、自分では言いづらい条件を考慮して転職先を紹介してくれます。自分1人で探すよりも、希望にあった条件を見つけやすいのが特徴です。

 

中でも最も利用者が多いのはPTOT人材バンクです。もちろん無料で利用できます。卒業見込みの学生の方も利用できます。

 

《理学療法士/作業療法士》転職のPTOT人材バンク

 

作業療法士になるためには

作業療法士になるためには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成校(養成施設)で3年以上学習し、必要な単位を取得後卒業して国家試験の受験資格を得る必要があります。

 

その後、国家試験に合格してはじめて作業療法士になることができます。

 

養成校には次の4種類があります。

  • 4年制の大学
  • 3年制の短大
  • 3年制または4年制、夜間の専門学校
  • 特別支援学校(視覚障害者が対象)

仮に大学を目指す場合、受験生は作業療法士を敬遠する傾向があるので、同じ大学で学科が分かれているようであれば、作業療法士の方がボーダーラインが低い傾向にあります。どちらでもかまわいのであれば、作業療法士の方が入りやすいようです。

 

通信講座や通信教育で作業療法士の受験資格は得られません。必ず養成校へ通う必要があります。

関連する資格のページもご覧ください。

理学療法士 言語聴覚士 視能訓練士 臨床心理士 看護師 准看護師 看護助手 医師事務作業補助

作業療法士試験情報

試験日

お申込み

年に1回。2月下旬〜3月上旬の2日間。

12月中旬〜1月上旬。

受験資格

所定の養成機関で定められた課程を修了という学歴の条件があります。

試験内容

筆記試験と実地試験がおこなわれます。
【筆記試験】

  • 一般問題:解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法
  • 実地問題:運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

【口述試験及び実技試験】
重度視力障害者に対して、筆記試験の実地問題に代えて次の科目について行う。運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

試験に関する詳しい情報は作業療法士国家試験の施行|厚生労働省をご覧ください。

作業療法士 おすすめ参考書

作業療法士まるごとガイド[第3版]: 資格のとり方・しごとのすべて (まるごとガイドシリーズ)

日本作業療法士協会により作業療法士について解説した本です。
特に理学療法士と作業療法士の違いとは何かがよくわかるように解説されているので、迷っている人には参考になります。学校の選び方などの解説も役立つでしょう。

 

国家試験についてや男女比など基礎的データも充実しています。給与面は他の医療系の資格との比較も含めて詳細に書かれています。多くの作業療法士の仕事ぶりを紹介したインタビューも豊富で、現実と本音がかなりわかります。

種類 評価
参考書 作業療法士,本音,役立つ,通信講座,将来性

 

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