児童英語教師が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

児童英語教師

TOEIC700点以上、英検2級、保育士資格、高学歴の方がはるかに役立つ

種類 難易度 合格率 学習期間

民間資格

易しい

60%

1か月程度

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

自己啓発

〜1万円

誰でも受験可

児童英語教師とは職業の一種ですが、当サイトでは小学校英語指導者資格や児童英語インストラクター資格といった民間の英語教師資格の総称として紹介しています。

 

詳しくはこちらもご覧ください。
小学校英語指導者資格(J-SHINE)とは児童英語インストラクター資格とは

最終更新日:2020/09/16

児童英語教師とは

英語を勉強する子ども

児童英語教師とは、その名の通り幼児から小学校6年生までの児童を対象に英語を教える先生です。

 

児童英語教師は、英語を子どもに教えるのはもちろんですが、まずは英語に慣れさせて、簡単な単語を教えて、実際に話したり学んだりする楽しさを体験させることが目的です。

 

英語力を身につけるには、英単語、文法、英会話、ヒアリング等、様々な学習法がありますが、子どもの年齢によって教え方を変えなければなりません。教え方が悪いと英語を嫌いになってしまいます。

 

最も重要なのは、子どもたちが英語に苦手意識を持たないよう、親しみを持って学べるような環境を整えることです。

 

子どもたちが飽きずに学べるように、英語の歌や大きく単語が書かれた絵などを使って、興味をひくように英語を教えるのが児童英語教師の仕事です。

 

※当サイトでは、児童英語教師を資格として紹介していますが、正しくは職業名や職種の一種です。児童英語教師という資格や検定試験は存在しません。

2020年度から小学校でも英語を習う!

英語は世界の共通語です。国際的な会議は、どこの国で開催されようと全て英語です。貿易の相手が日本であろうとヨーロッパ、中国であろうと使われるのは英語です。

 

社会や経済が急速にグローバル化する中で、我々日本人が21世紀を生き抜くためには、国際的共通語としての英語のコミュニケーション能力を身に付けることが不可欠です。

 

そこで、国家戦略として取り組むべき課題として、小学校における外国語教育がはじまりました。ご存知の通り、2020年度から小学3〜6年生の授業に英語が加わりました。

 

3・4年生は「外国語活動」として英語を学びます。この外国語活動は、算数や国語のように正式な「教科」ではなく、道徳や総合学習と同じ位置付けです。そのため成績として評価されません。

 

しかし、5・6年生からは英語が正式な「教科」となります。つまり、成績として英語が評価されるワケです。

 

学校で良い成績をとるため、小さい頃から子どもを英会話教室へ習わせたいと考える親が増えています。

 

参考:小学校における英語教育について(外国語専門部会における審議の状況):文部科学省

営利目的の民間資格、取得するメリットはほとんどない

児童英語教師と言えば、小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)が認定する「小学校英語指導者資格」や日本能力開発推進協会 (JADP)が認定する「児童英語インストラクター資格」が一般的です。

 

合格すれば「小学校の英語の指導者や講師、児童英語講師として活躍できる資格」と称して受講生を募集しています。いずれも通信講座か通学で取得できますが、学歴などの制限はなく、どなたでも受講できます。

 

しかし、残念ながらこれらは全て民間資格です。小学校で本格的な英語教育が始まるのに乗じて受講生を集めて利益を上げるために民間団体が作った検定試験にすぎません。

 

そんな民間の資格では、学校教育法上の小学校で教壇に立って英語の授業を単独で受け持つなんてことはできません。民間の英会話教室や個人で英会話教室を開く際にはそもそも資格なんて要りません。

 

「児童英語教師」や「小学校英語教師」と言っても国が定めた資格ではなく、商標登録もされていないため、誰でも自由に名乗れます。

 

小学校英語指導者資格や児童英語インストラクター資格のような民間資格は、誰でもお金さえ払えば比較的簡単に取得できます。持っていても役に立たないので取得する意味がありません。これは、日本語教師などの民間資格も同じです。

 

関連資格:日本語教師とは

 

役立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

児童英語教師のレーダーチャート

児童英語教師の資格を取得したからといって、小学校で教師として英語は教えられません。教師として英語を教えるのであれば、小学校教諭の免許が必要です。

 

3・4年生の英語活動授業のアシスタント(多くはボランティア)程度ならできますが、それでは満足のいく収入は得られません。

 

小学校で子ども達に英語を教えるのが目的であれば、児童英語教師などというのは期待外れの役に立たない資格です。

 

小学校などの教育現場以外で児童英語教師の資格を活かすのであれば、例えば英語教室などが考えられます。

 

「英語教師」で求人情報を検索すると、幼稚園、幼児英語教室、学童英語教室などでいくつか見つかります。

 

しかし、応募の際に必要な資格と明記されているのは、中学校教諭免許、高等学校教諭免許、TOEIC700点以上、英検2級、保育士などです。児童英語教師や小学校英語指導者資格とはどこにも明記されていません。

 

児童英語教師などの民間資格は採用されるための資格としても認められていないということです。しかも、英語教師の求人は全国的に少なく、非常に就職困難な状況です。

 

多くは女性を対象としたパート採用で、決して高くはない時間給です。それだけで生計を立てるのは難しく、配偶者がいなければとても続けられません。

 

自営業者として、自宅で子ども英語教室を開くのであればそれなりに稼げる可能性はありますが、かなりの営業センスが必要です。

 

子ども相手の英会話は、趣味とかボランティアの一環として地域貢献程度に考えるのがいいでしょう。

 

決して正しく英語の能力を評価しているとは言えない民間の英語教師の資格では就職に結びつかずほとんど役に立ちません。これが現実です。


児童英語教師の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

児童英語教師の資格を就職や転職に活かすのは難しいですが、英語を仕事に結びつける手段はいくらでもあります。

 

英検準1級、TOEIC800点ぐらいを取るつもりで勉強すれば他の道も開けます。企業へ就職・転職する際は有利になるでしょう。

 

もともと英語が好きで、海外留学経験があったり日常会話ができる程度の実力があれば、やはりビジネスの世界で活かすべきです。

 

「子どもが好き・英語が好き」ぐらいで取得できる難易度の民間資格など取得するメリットはありません。

児童英語教師では小学校で英語を教えられない

 

学校の教師(教員)になるには「教員免許」が必要です。

 

例えば、小学校教師になるには、教職課程のある主に4年制大学で教職課程を修了し、小学校教員免許を取得しなければなりません。

 

教員免許が無ければ学校の授業で、国語・算数・理科・社会といった教科の指導はできません。これは、教育職員免許法により定められています(相当免許状主義)。

 

参考:教員免許制度の概要 | 文部科学省(pdf)

 

2020年度からはじまった小学校5・6年生の英語の授業は正式な「教科」です。そのため、小学校で1人で教壇に立って児童に教科の1つである英語を教えるには以下のいずれかが必要です。

  • 小学校教諭免許
  • 中学英語免許
  • 高校英語免許

つまり、J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格やJADPが認定する児童英語インストラクター資格のような民間資格では小学校で英語の指導はできません。

 

唯一英語の指導ができる可能性があるとすれば、小学校3・4年制の英語の授業です。3・4年生の英語の授業は、道徳や総合学習と同じで正式な教科ではないからです。

 

道徳の授業でお年寄りが戦争中の体験談を話したり、総合学習の授業で近所のおばさんが米作りを教えるのと同じように、教員免許を持っていない一般の人が英語の発音を教えるのは可能です。

 

しかし、多くの自治体では、ネイティブな発音の欧米系外国人講師(ALT)を高い給与で雇っています。日本人講師の採用はほとんどしていません。仮に日本人講師を採用するとしても、民間の英語教師資格は採用条件に入っていません。

 

小学校で英語の教師をするのが夢であれば、小学校教員免許か中高の英語の教員免許を取得してください。

 

小学校英語指導者資格や児童英語インストラクター資格では、小学校の英語講師にはなれません。

TOEIC700点以上または英検2級以上が求められる

 

J-SHINE認定の児童英語教師の資格を取得すれば、イーオン、ヤマハ、ECCなどの英語教室の講師に応募する際に有利になるのでしょうか?

 

アルクなどでは、盛んに児童英語教師養成コース(通信)の受講生を募集しています。ホームページでは子ども達の前でイキイキと英語を教えている女性の写真が掲載されていて、そんな姿を見ると少し憧れてしまいます。

 

率直に申し上げると、J-SHINE認定資格などは持っていても持っていなくても同じです。就職するのに有利にはなりません。児童の英語指導について多少勉強していると思ってもらえる程度です。

 

実際に児童に英語を教えるのに資格など要らないということです。

 

有利になるとすれば、TOEIC700点以上あるいは英検2級以上です。実際に求人の内容を見ると、ほとんどの児童英会話教室でこのような条件を明記しています。

 

関連資格:TOEICとは英検(実用英語技能検定)とは

 

TOEIC900点以上、英検1級、さらに海外での長期滞在経験もあって発音が良ければかなり有利です。

 

英語を教える保育園も増えているので、子どもの扱いが上手くて、さらに保育士の資格もあれば喜ばれます。

 

関連資格:保育士とは

 

講師になるには、当然ですが人間性も求められるのは言うまでもないです。

国公立大学か有名外国語大学卒以上の学歴も必要

 

英語の授業で良い成績をとらせるために、児童英語教室に子どもを通わせる親が増えています。

 

その際、親が英語教室に期待するのは、「優れた英語力を持った教師」です。安くない授業料を払って習い事をさせるんです。少なくとも親自身以上の英語力を期待するのは当然でしょう。

 

その際に英語力を判断する1つの尺度となるのが学歴です。

 

児童英語教室の教師は、親だけではなく子どもたちからも学歴について散々聞かれるようです。純粋な目をした子どもに「どこの大学出てるの?」なんて聞かれるのは、品定めされてるようで正直良い気はしません。

 

もちろん出身大学をただ聞いてるだけではなく、親は教師の学力を確認しています。自分以上の学歴や学力(英語力)のある教師を求めているワケです。

 

国公立大学あるいは有名な外国語大学卒業でなければ、「講師を変えてください」なんて平気で言われます。英語教室はサービス業の1つにすぎません。親の要望に応えられなければ、子どもたちは教室を辞めていくでしょう。

 

言い方が悪いですが、高卒&英語苦手・・・それじゃ話しになりません。学歴を聞くというのはそういうことです。

 

子ども相手だからと言って、画用紙にリンゴの絵を書いて一緒に「アッポー」なんて叫べば済むような世界じゃないんです。

 

もちろん欧米系のネイティブな白人金髪教師であれば話しは別ですけどね。

 

英語を教える仕事をしたいのであれば、勉強して大学へ進みましょう。そして、可能であれば教員免許も取得しましょう。

 

児童英語教師になるには

児童英語教師になるためには特別な資格は要りませんが、下記の3団体が認定する資格を目指す人が多いようです。

  • J-SHINE(小学校英語指導者認定協議会):小学校英語指導者資格
  • JADP(日本能力開発推進協会):児童英語インストラクター資格
  • TECSOL(各教育機関が自主運営)

ここでは、J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格について説明します。

 

J-SHINEとは「Japan Shogakko Instructors of English」を略した表記で、正式名称は、特定非営利活動法人(NPO法人)小学校英語指導者認定協議会が運営しています。

 

資格を取得するには、J-SHINEの認定を受けた団体が主催する「指導者養成講座」を受講しなければなりません。

 

講座修了後、その団体より指導者になるための推薦を受け、願書を提出し、J-SHINEの認定委員会にて認定されると小学校英語指導者資格を取得します。

 

この指導者養成講座を実施する団体は、ECC、イーオン、英語教育のアルクなどで、現在(2020年4月現在)40あります。

 

費用の一例をあげると、アルク児童英語教師養成コース(通信教育)で85,800円(税込)です。難易度としては英語中級レベルで、標準学習期間は6か月です。

 

その他、プロフェッショナル養成コースの費用は29,7000円(税込)です。

 

J-SHINE認定資格は、英語力(難易度)や指導経験時間に応じて「小学校英語準認定指導者」から「小学校英語指導者育成トレーナー」まで6種類に分かれています。

 

指導者養成講座を受講しただけでは資格取得はできず、指導時間50時間以上の実務経験と英語で授業ができる英語力が求められます。準認定を取得した後、50時間以上の指導経験を得て正認定への申請が可能になります。

 

なお、資格の有効期限は4年で、継続するためには所定の更新手続きと更新料(5,000円税込)が必要になります。

 

詳しい内容については下記を参考にしてください。

 

参考:資格の種類 | J-SHINE NPO法人小学校英語指導者認定協議会


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