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児童英語教師は意味ない?民間資格じゃ教壇には立てません

英語でHelloと挨拶する日本の小学生

小学生・児童を対象とした英語の民間資格はいずれも取得する意味ないです

このページでは、児童英語教師と呼ばれる職種全般について解説します。

種類難易度合格率
民間資格
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可1~6か月
活かし方全国の求人数おすすめ度
自己満足3件
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世間には児童英語教師と称する民間資格がいくつか存在します。

例えば、小学校英語指導者資格(J-SHINE)、児童英語インストラクター資格(JADP)などです。

しかし、こういった民間資格が評価されて教員として採用されることはまずありません

小学校で英語を教えるには教育免許が必要です。民間資格だけでは小学校の教壇には立てません。採用基準を満たしてないということです。

民間の英語スクールで教えるにしても、現実にはTOEIC700点以上または英検2級以上の英語力が求められます。

あるいはTESOL(テソル、ティーソル)などです。さらに出身大学なども問われます。

高い講座受講料を支払って取得しても、民間資格だけでは採用は決して有利になりません。

「インストラクター」「英語教師」と称する民間資格では確実に児童英語教師になれるワケではないのでご注意ください。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

児童英語教師とは

授業中に手をあげて質問する女の子を指名する女性教師

小学生に英語を教える民間資格

児童英語教師とは、その名の通り幼児から小学校6年生までの児童を対象に英語を教える先生です。

概ね幼児~12歳以下の児童が対象です。

2020年度から小学校5・6年生で英語の授業が正式な教科となり、学校現場をはじめ小学生を相手とした民間の英語教室で英語のインストラクターの需要が増しています。

もちろん児童英語講師・英語インストラクターになるためには資格などはいりません。

未経験者でもできます。子ども達に英語を教えるのは誰にでもできます。

当然ですよね、小学生に勉強を教えるのは自由です。親なら聞かれたら普通に教えるでしょう。

民間資格では取得するメリットはほとんどない

主に小学生に英語を教えるための民間の英語教師のような資格がいくつか存在します。

学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)が認定する「小学校英語指導者資格」や日本能力開発推進協会 (JADP)が認定する「児童英語インストラクター資格」などです。

合格すれば「小学校の英語の指導者や講師、児童英語講師として活躍できる」として受講生を募集しています。

いずれも学歴などの制限はなく、通信講座か通学で取得できます。

果たしてこういった民間資格を取得して本当に子ども達に英語を教えられるのでしょうか?

現実は厳しいようです。

こういった民間資格を取得しても英語を教える仕事にはなかなか就けません。

例えば、自動英語教師として活躍の場が考えられるとしたら2パターンです。小学校あるいは民間の英語スクールです。

小学校で英語を教えたいのであれば、小学校教諭の免許が必要です。民間の団体が認定しているだけの民間資格では教壇に立てません。

最近増えている町の英語教室で児童に英語を教えるにしても、求められるのはTOEIC高得点、英検の上位級、TESOL、そして学歴です。

幼児を相手にする「幼児英語インストラクター」などもありますが、やはり学歴が求められます。

本当の英語力が伴わなければ、民間の英語教師資格だけでは子どもに英語は教えられません。

将来性について徹底研究

小学生に英語を教える先生

小学校5年から英語は正式な教科に

ご存知の通り2020年度から小学3~6年生の授業に英語が加わり、小学校における外国語教育が本格的に始まりました。

3・4年生は「外国語活動」として英語を学びます。

この外国語活動は、算数や国語のように正式な「教科」ではなく、道徳や総合学習と同じ位置付けです。そのため成績として評価されません。

しかし、5・6年生からは英語が正式な「教科」です。

つまり、成績として英語が評価され通知表に数字が載ります。

小学校で英語を教えるには教員免許が必須

正式な「教科としての英語」を教えるには教員免許が必要です。

そのため、小学校で1人で教壇に立って児童に教科の1つである英語を教えるには以下のいずれかが必要です。

  • 小学校教諭免許
  • 中学英語免許
  • 高校英語免許

つまり、繰り返しになりますが児童英語教師のような民間資格では小学校で英語は教えられません。

唯一英語の指導ができる可能性があるとすれば、小学校3・4年制の英語の授業です。

3・4年生の英語の授業は、道徳や総合学習と同じで正式な教科ではないからです。

道徳の授業でお年寄りが戦争中の体験談を話したり、総合学習の授業で近所のお百姓さんが米作りを教えるのと同じように、教員免許を持っていない一般の人が英語の発音を教えるのは可能です。

しかし、多くの自治体ではネイティブな発音の欧米系外国人講師(ALT)を高い給与で雇っています。

日本人講師の採用はほとんどしていません。

仮に日本人講師を採用するとしても、民間の英語教師資格は採用条件に入っていません。

小学校で英語の教師をするのが夢であれば、小学校教員免許か中高の英語の教員免許が必要です。

民間資格では、小学校の英語講師にはなれないんです。

TOEIC700点以上または英検2級以上が求められる

では、児童英語教師のような民間資格を取得すれば、イーオン、ヤマハ、ECCなどの英語教室の講師に応募する際に有利になるのでしょうか?

率直に申し上げて、民間資格などは持っていても持っていなくても同じです。

就職するのに有利にはなりません。児童の英語指導について多少勉強していると思ってもらえる程度です。

採用が有利になるとすれば、TOEIC700点以上あるいは英検2級以上です。

TOEIC900点以上、英検1級、さらに海外での長期滞在経験もあって発音が良ければかなり採用は有利です。

英語を教える保育園も増えているので、子どもの扱いが上手くて、さらに保育士、教員免許の資格もあれば有利です。

講師になるには、当然ですが人間性も求められるのは言うまでもないです。

国公立大学か有名外国語大学卒以上の学歴も必要

親が子どもを児童英語教室に通わせる理由は単純です。

英語の授業で良い成績をとらせるためです。

その際、親が英語教室に期待するのは「優れた英語力を持った教師」です。

安くない授業料を払って習い事をさせるんです。少なくとも親自身以上の英語力を期待するのは当然でしょう。

その際に英語力を判断する1つの尺度となるのが学歴です。

児童英語教室の教師は、親だけではなく子どもたちからも学歴について散々聞かれるようです。

純粋な目をした子どもに「先生、どこの大学出てるの?」なんて聞かれるのは、品定めされてるようで正直良い気はしないでしょう。

もちろん出身大学をただ聞いてるだけではなく、親は教師の学力を確認しています。

自分以上の学歴や学力(英語力)のある教師を求めているワケです。

国公立大学あるいは有名な外国語大学卒業でなければ、親は「講師を変えてください」なんて平気で言います。

英語教室はサービス業の1つにすぎません。親の要望に応えられなければ、子どもたちは教室を辞めていくでしょう。

言い方が悪いですが、高卒&英語苦手・・・それじゃ話しになりません。学歴を聞くというのはそういうことなんです。

もちろん欧米系のネイティブな白人金髪教師であれば話しは別ですけどね。

子ども相手だからと言って、画用紙にリンゴの絵を書いて一緒に「アッポー」なんて叫べば済むような世界じゃないんです。

英語を教える仕事をしたいのであれば、勉強して大学へ進むのが最低条件です。

そして、可能であれば教員免許も取得してください。

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