健康運動実践指導者が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

健康運動実践指導者

スポーツ・運動系の資格は取得するのも維持するのもお金がかかる!

種類 難易度 合格率 学習期間

民間資格

やや易しい

70〜80%

3か月

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

スキルアップ

10〜30万円

指定の講座受講

最終更新日:2020/08/16

健康運動実践指導者とは

スポーツトレーナー

健康運動実践指導者とは、幅広い年代の人に健康づくりのために運動方法を実践指導する専門家です。

 

指導する運動は、例えば、エアロビクス、ヨガ、ジョギング、ウォーキング、水泳、ストレッチ、エクササイズなどです。

 

これらの指導は、全て健康づくりを目的として作られた運動プログラムに基づいて行われます。

 

運動といっても、中には、病気やケガで運動不足な人、肥満などの生活習慣病で運動が苦手な人もいます。

 

急な運動で体に負担をかければ、さらに悪化したり体調を崩す原因につながるので、注意深く指導しなければなりません。

 

健康運動実践指導者は、一人ひとりの健康状態や体力レベルなどに合わせて、無理のないプログラムと指導方法で正しい運動方法が身に付くように指導します。

 

ただ運動方法を教えるだけではなく、運動生理学の知識や医学的な基礎知識に基づいて、安全に実践指導を行わなければなりません。

 

主催者サイト:健康ネット | 健康運動実践指導者 | 健康運動実践指導者とは

健康運動指導士との違いについて

「健康運動実践指導者」とよく似た名称で「健康運動指導士」という資格があります。どちらかの取得を考えている人も多いのではないでしょうか。

 

どちらもかつての国の認定事業として1988年に始まりましたが、どちらも2006年度以降は公益財団法人 健康・体力づくり事業財団が認定する民間資格になっています。

 

両資格ともに、人々の健康増進のための運動指導という点では同じですが、実際の仕事内容に違いがあります。

 

健康運動指導士と健康運動実践指導者の違いを簡単に説明すると

  • 健康運動指導士:運動プログラムや指導計画を作成する
  • 健康運動実践指導者:運動プログラムに基づいて実践指導をする

という違いがあります。

 

つまり、健康運動指導士は対象者一人ひとりの健康状態に合った運動プログラムを作成しますが、健康運動実践指導者は、健康運動指導士等によって作成された運動プログラムに沿って人々に運動の指導をします。

 

健康運動指導士は、医学的基礎知識や運動生理学の知識といったメディカル要素が求められ、健康運動実践指導者は「実践」という名の通り、運動指導の知識・技能といった実践的な要素が求められます。

 

関連資格:健康運動指導士とは

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

健康運動実践指導者のレーダーチャート

健康運動実践指導者の求人を探すと、病院・介護施設・リハビリ施設を中心に見つかります。

 

業務の内容は、主にリハビリ施設内でのスポーツ要素を取り入れた健康指導全般です。こういった分野は今後も需要が見込まれます。

 

スポーツジム、アスレチックジムなどのスポーツインストラクター業務は意外と少数です。

 

ハローワークインタネットサービスで、健康運動実践指導者の免許・資格コード(2913)を入力して検索すると、2020年3月時点で85の求人が全国で見つかりました。

 

都道府県別に2件の求人があるかないかという程度ですが、多くの求人は「健康運動実践指導者の資格必須」となっています。この資格を取得すればすぐに就職や転職に役立つとまでは言えませんが、評価も高く持っていて損のない資格だと言えます。

 

体を動かすことが好きで、将来スポーツに関する仕事に就きたいと考えている人ならおすすめです。


健康運動実践指導者の将来性を徹底研究!

一部内容が、「健康運動指導士とは」と重複しています。ご了承ください。そちらも読まれた方が内容をより一層理解できます。

この資格の活かし方

 

運動の指導をするトレーナー

 

健康運動実践指導者の就職先は、スポーツクラブやフィットネスクラブ、医療機関、福祉施設、公共体育施設、学校、保健所などです。

 

他にも、マンツーマンでエクササイズやトレーニングの指導・栄養指導などを行うパーソナルトレーナーとして独立しフリーランスとして働く人もいます。

 

最近の傾向としては、若い人を相手にしたスポーツ施設よりも、お年寄り相手のデイサービスでの運動指導業務が増えているようです。

 

デイサービスとは、身体機能の維持・向上を目指し、機能訓練をしたり、他者との交流を通して社会的孤立感の解消や認知症予防を図るお年寄りのための日帰り施設です。

 

高齢化社会が進む中で人々の健康意識が高まっています。健康運動実践指導者のニーズもさまざまな就職先で広がっています。

医療機関へ就職したいのであれば他の国家資格も

 

健康運動実践指導者の資格を取得して医療機関への就職を考えている人も多いようです。

 

しかし、残念ながらこの資格だけでは確実に就職できるとはいえません。仮に就職できたとしても、民間資格では無資格扱いです。給与は低く抑えられます。

 

医療機関が欲しがっている人材は、医師、看護師、理学療法士、管理栄養士などの国家資格所有者です。

 

これらの国家資格であれば、法律で定められた独占的な業務ができるので、病院側も保険点数加算(病院の利益)を算定できるメリットがあります。

 

理学療法士などであれば、通所介護(デイサービスなど)の運動器機能向上加算が算定できますが、健康運動実践指導者では加算がとれません。

 

関連資格:理学療法士とは管理栄養士とは

 

健康運動実践指導者はあくまでも理学療法士のリハビリ助手であって、運動を指導する以外に病院にとってメリットがないんです。

 

医療機関への就職を希望するのであれば、前提として国家資格資格を目指してください。

 

その上で健康運動実践指導者を取得すれば、より就職・転職は有利になります。

健康運動指導士の勤務先の状況と今後の動向

 

2017年12月1日時点で、全国の健康運動実践指導者の数は20,475人(女性12,041人、男性8,434人)いて、勤務先は以下の通りです。

  • アスレチッククラブ・フィットネスクラブ等  4,551人
  • 診療所・病院等  1,982人
  • 介護老人保健・福祉施設等  1,631人
  • 保健所等  848人
  • 保険組合・会社  83人
  • 学校関係(学生含む)  4,594人
  • フリーで活動  1,690人
  • その他  5,096人

引用:健康ネット | 健康運動実践指導者 | 健康運動実践指導者とは
※画面を下へスクロールすると円グラフが出てきます。

 

働く場はスポーツクラブなどが多いですが、最近は、病院、老人福祉施設、介護保険施設や介護予防事業等で活動する人が増加しています。これは健康運動指導士も同じ傾向です。

 

病院、老人保険施設、保健所などで働く健康運動指導士の数は合計で4,461人となって、スポーツクラブで働く4,551人とほぼ同数です。

 

介護施設は今後も増えることが予想されます。健康のために運動という意識は今後も高まるでしょうから、当分健康運動実践指導者の需要が減ることはないでしょう。

健康運動指導士の方が上位資格で難易度も上

 

ネット上には健康運動実践指導者について説明しているサイトがいくつかありますが、多くは「健康運動実践指導者の方が資格取得の難易度が高い」として紹介しています。

 

しかし、それは間違いです。健康運動指導士の方が上位資格になり、難易度も断然上です。

 

例えば、合格率は以下のような違いがあります。

  • 健康運動指導士:53〜58%
  • 健康運動実践指導者:70〜80%

もちろん合格率だけで難易度は判断できません。最も大きな違いは受験資格です。

 

健康運動指導士の受験資格は、養成校修了以外では、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士などの国家資格所有者にも認められています。最も取得しやすいもので栄養士です。

 

関連資格:栄養士とは

 

一方、健康運動実践指導者の受験資格は、さらに取得しやすい保育士や介護職員初任者研修修了者にも認められています。

 

関連資格:保育士とは介護職員初任者研修とは

 

さらに、健康運動実践指導者は健康運動指導士の受験資格が得られる点から判断しても、やはり健康運動指導士の方が上位資格になります。

 

健康運動実践指導者に合格するには

健康運動指導士の受験資格を取得する方法は以下2通りです。

  • 健康運動実践指導者養成講習会を受講する
  • 健康運動実践指導者養成校で学ぶ

健康運動実践指導者養成校とは、財団法人健康・体力づくり事業財団と提携している大学です。主に体育系の学部ですが栄養学科も含まれています。

 

それ以外の人は、養成講習会を受講しなければなりません。ただし、誰でも養成講習会に参加できるわけではなく、養成講習会に参加するための条件も存在します。概ね以下の通りです。

  • 体育系短期大学又は体育専修学校(2年制)の卒業者
  • 3年以上運動指導に従事した経験のある者
  • 運動指導に関連する資格を有する者(スポーツプログラマー、アスレティックトレーナー、スポーツリーダーなど)
  • 保健医療に関する資格を有する者(保健師、管理栄養士、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士など)
  • 学校教育に関する資格を有する者(幼稚園教諭、小・中・高等学校教員)

講習は、1単位90分を合計33単位、3期9日間で修得します。受講料は124,762円でテキスト代を含みます。

 

講義の内容は主催者ホームページで確認してください。

 

受験資格を得て、健康運動実践指導者認定試験に合格した上で登録を受け、はじめて健康運動実践指導者と名乗れます。

 

試験料は12,381円、登録料は22,858円です。資格は5年毎に更新が必要で、更新登録料は20,000円です。その他に所定の講座を有料で受講しなければなりません。

 

※金額は全て税別、2020年3月現在です。

最終試験は、指導実技試験と筆記試験の2種類

健康運動実践指導者の試験の合格率は例年70〜80%です。そんなに難しい試験ではなく、比較的取得しやすいです。

 

健康運動実践指導者の試験には、【指導実技試験】と【筆記試験】の2種類があります。

 

指導実技試験では、4〜5名を相手に運動指導を実際に行い、指導能力を審査されます。

 

受験生は、運動指導の種目を「陸上運動」と「水中運動」のどちらかを選びます。どちらを選択しても、レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)と有酸素性運動の実技を行います。

 

水中運動は、水中ウォーキング程度です。全く泳げなくても大丈夫です。

 

実技試験は、十分に体を動かして普段の練習どおりの実演ができれば、ほぼ合格できます。緊張しないよう自信を持って大きな声で指導しましょう。

 

筆記試験は、運動生理学や医学的な基礎知識についての5者択一形式の試験です。CBT方式を採用しており、パソコンの画面で解答します。

 

養成講習会で使用するテキストから全て出題されるので、何度も繰り返し学習して、合わせて問題集で学習すれば合格できます。

無料で大学・専門学校の資料請求ができます。

いろんな学校を比較検討することもできます。

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健康運動実践指導者 試験情報

試験日

お申込み

年2回7〜9月、1月〜3月

試験の約1か月前まで

受験資格

健康運動実践指導者養成講習会、または健康運動実践指導者養成校を修了している必要があります。

※講習会受講資格は健康ネット | 健康運動実践指導者 | 健康運動実践指導者養成講習会開催要領を参照ください。

試験内容

健康運動実践指導者の認定試験は、主に2つの科目に分かれています。
【実技試験】
4〜5名を相手に、以下のいずれかを選択して運動指導を実際に行います。

  • 陸上運動
  • 水中運動

どちらを選択しても「レジスタンストレーニング」と「有酸素性運動」の2種類の指導をします。
【筆記試験】
パソコンを使ったCBT受験です。
「理論」と「実技」の項目に分かれていて、画面上で選択(5択)します。
それぞれの得点が60%以上で合格です。

試験に関する詳しい情報は健康ネット | 健康運動指導士 健康運動実践指導者をご覧ください。

健康運動実践指導者 おすすめ問題集

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健康運動実践指導者養成講習会用テキストに対応した問題集です。基本から応用レベルまで分野別に本試験形式で240問を掲載しています。

 

解説が詳しいので、養成講習会用テキストと合わせて学習すれば理解がすすみます。試験対策に多くの受験生が利用しています。

 

大型書店に行っても、まず見つかりません。

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